第58回愛媛合唱祭が終わりました


今日6月11日(日)は、第58回愛媛合唱祭でした。
楽しくなる演奏、グッとくる演奏、がんばれーと応援したくなる演奏、
いろんな団体のいろんな感想を持ちました。

Chorsal《コールサル》の演奏曲目は

Denn er hat seinen Engeln Befohlen (メンデルスゾーン)
前へ (佐藤賢太郎)

の2曲でした。今回は19人でのオンステ。

ところがメンデルスゾーンは8声部の曲で、全体的にヒーヒーしていました。
やはりロマン派作品は合唱団をすべての部分で鍛えてくれます。
上手く行かなかったところも多いですが、進歩したと思える部分もあって
何とも評価しにくい。ただ、演奏に全く納得は出来ていません。
もうちょっと出来ても良かったよなぁ(苦笑)。

「前へ」の方は、作品の良さにものすごく助けられたというか
不具合は相変わらず多かったのですが、
自分たちなりのメッセージは込められたのだろうか?
メッセージを込めても、届いたかどうか?はかなり謎なのですが。。f(^_^;

結果として、現時点ではやり切ることは出来たと思いますが
今後やらなければならない事が山積しているのを確認した、という本番だったでしょうか。
ここからまた、前に進んでいこう。

----

個人的に、今回聴いた団体の中でもっとも心動かされた団体は

「松山南高校コーラス部」

でした。
何と、部員3人での演奏。
ディズニー作品から
「星に願いを」と「ハイホー、ハイホー」の2曲。
指揮者は無しで、顧問の先生?がピアノを担当。

ステージ上でのすべての瞬間で
歌い手が心を燃やして歌っているのが判る演奏。
何と言っても3人ですから、演奏として難しい部分があるのも確かなのですが
「(おぉー!)」
と心の中で歓声を上げた瞬間も、難しいと感じた部分以上にたくさんあった。

ステージが眩しかった。
とても素敵です。

今を生きる歌を聴かせていただきました。
我々はこういう点を、謙虚に学ばなければならない。

・・・部員3人ですから、いろいろと大変だと思うのですが
ぜひとも頑張っていただきたいと思うし
心を動かされたという事を、ぜひこの場に書きとめておきたい!と思いました。

わたしの好きだった演奏(その1)


合唱を始めて30数年、いろんな演奏を聴いてきました。
大学合唱団で合唱を始めたから、というのもあるかもしれませんが
必ずしも「上手な合唱でないとダメ!」とは思っていません(苦笑)。
音楽の向こう側に生き様が見えると思っているので
しっかりと血の通った音楽に聞こえることが大切だと思っています。

という事で、自分がどんな演奏に心震わせてきたか?を
思い出しながらボツボツと書いてみたいと思い立ちました。

遠い記憶のかなたではありますが、まずは最も古い記憶から。。。

----

昭和61年(1986年)11月
第39回全日本合唱コンクール全国大会(松山)
 一般B部門
  京都アカデミー合唱団

プログラムを持っているはずなのだが、どこへ行ったのか。。泣

この年は全国コンクールが松山開催という事で、
大学1年生だったわたしは自転車をこいで全国コンクールへ行きました(笑)。
今思えば、実に恵まれていた。
愛媛大学合唱団は、土曜日の大学部門に出演、銅賞を獲得。
とはいえ、他大学の演奏は全く聴けず、よく判らないまま。

この頃は中学校部門が無く、高校部門は金曜日、大学・職場部門が土曜日、
一般A部門B部門が日曜日、という3日連続開催でした。
もっと良く知っていれば、高校部門を聴きに行っただろうに。。愚

またこの年の課題曲は、G1がパレストリーナのSuper flumina Babylonis、
G2がブルックナーのChristus factus estという選曲で
合唱団京都エコーがこの2曲を課題曲と自由曲に選んだ年でした。

コンクール3日目日曜日は、わたしはドアマンとしてコンクールのお手伝い。

京都エコーという団体がとてつもなく凄いらしい、という話は聞いていて
その出演順の時は、誰もがドアの中ドアマンをしたがっていた(笑)。
わたしは運悪く外番。。。

どういう演奏の順番か忘れましたが
中に入って聴けたのが、京都アカデミー合唱団の演奏。
課題曲で何を歌ったか?は記憶に無いのですが
自由曲の演奏で心奪われました。

流麗かつ立体的な音楽が、ステージ上から聴き手に迫ってくる。
当然初めて聴く知らない曲なのですが、こちらへ語りかけてくる。
ソロもメチャメチャ上手くて、女声のステージ衣装も大人っぽくて、
何よりも演奏がとにかく美しくて、食い入るようにステージを見つめていた記憶があります。

あとで調べたらその演奏は
ドビュッシー作曲「シャルル・ドルレアンの3つの曲」
という事を知りました。
(追記:H29.6/10 
 コメントをいただきまして、どうやら記憶違いだったようです。
 ドビュッシーではなく、ラヴェル作曲「3つのシャンソン」が自由曲だったとか。
 プログラムを発見して確認すればよかった。。。orz)


演奏を聴き終わった後は、余りの衝撃に無口になってしまい。

その後は、会場外側ドアマンをしながら
合唱音楽の果てはとんでもない世界がある・・・
と考えていました。
そうしていると、バーバー作曲「Agnus Dei」が聴こえて来たり。

へぇ、弦楽のためのアダージョには合唱版があるのかーと
ちょっとビックリした記憶もあります。
それは、神戸中央合唱団の演奏でした。

----

でも一番びっくりしたのは結果発表があってから。
自分が無口になってしまうぐらい心動かされて、
「合唱音楽の果てはとんでもない世界がある」と思ったあの演奏が
何と「銀賞」だったのです(大汗)。

えーーーーなんでーー!!!信じられない!!
京都エコーがすごいのは知ってるけど(笑)。

何と、とんでもない世界の果ての向こうに
まださらにとんでもない世界があるらしい。。。
ぼーぜん・・・( ゚ ρ ゚ )ボー

----

あれから30数年、もし今その演奏を聴けば全く違った感想を持つだろうし
結果が銀賞だったからと言って、他の演奏の上下があるとも思わないですが
あの演奏に衝撃を受けたのは間違いない。
何も知らなかった自分の、最初の大きな原風景。

怒涛のGWでした(後編)


GWの話題なら、5月中に終わらせないとね(笑)。
だいぶ時間が経ちましたが、後編は5月6日・7日、最大の山場です。

----

5月6日
朝起きたら、身体がバキバキ。
GW中に家で寝たのは6日ぶり。
そしてGW期間中、合唱絡みでない日は5月2日だけ(笑)。
もうかなりお腹いっぱいなのですが、今日明日が最大の勝負だったりする。

午後2時ごろ尾道駅へ。
コールサルの練習見学に行く、岡山県の就実大学グリークラブの指揮者美女2人と待ち合わせ。
車に同乗して、夏過ぎると「カ~ル」の聖地と化すであろう松山へ移動。

道中では、就実グリーの話をあれこれ聞いて(笑)。

到着するなり、すぐの練習。
どうにもこうにも、やらなきゃいけない事だらけでアワアワ。
ハーモニーは?発声は?解釈は?
うーん。。。

練習後は楽しくお食事会♪


5月7日(最終日)

この日は朝9時から練習なのですが
同時並行で9時前から、先生方2人をお迎え。

まず、佐賀のピアニスト鈴木めぐみ先生が松山空港へ。
そして、雨森文也先生も松山空港へ。

ひえー。。。😱

両先生方2人をお迎えして、朝から昼食をはさんで夕方まで
メンデルスゾーン、三善晃作品×2、森田花央里作曲「石像の歌」のレッスン。
雨森先生をお迎えするのは、早いもので今年で4回目となりました。
「石像愛」の人一倍深い鈴木先生には、遠くからご足労いただいています。

さて、肝心の練習について。
何というか、少しは頑張ったと言いたいところですが
今回も控えめに言って撃沈でした。
やらなきゃいけない事が多過ぎて、何もかもまだまだ未完成過ぎる。。。

今回も、楽譜を深く読むという事、
そして音楽を俯瞰してみることを勉強させていただきました。
まだまだやらなければならないことが本当に多い。

でもそれだけ、楽しいことがたくさんあるという事。
雨森先生の指摘で、歌がどんどん変化していく。
何よりもその変化の瞬間が楽しいのだし、若いメンバーたちがそれを経験し
自分たちで音楽を考えていく大きなキッカケに
このレッスンがなる事を願わずにはいられない。

個人的には、自分の力不足を感じるばかりではありますが
こういう悔しい思いをすることが大切だと思っているので
今後の大きな糧となりますように!!

----

丸1日のレッスン後は、すぐに両先生を車に乗せて広島県の福山駅へ移動!
GW最終日だから大渋滞!?と予想していたのですが
何と車はガラガラで、今までに1度も無いぐらいスムーズに福山駅へ到着♪
車中ではいろいろなお話を楽しく聞かせていただきました。

雨森先生、鈴木先生、ありがとうございました!

----

という事で、9日間で8日合唱をしていたという、何とも贅沢なGW。
今まで、これだけ盛だくさんなGWはなかったなぁ。
どの日も、とても面白く充実した日だった!
この経験が、今後に生きてくることを……願うっ!!

(おしまい)

怒涛のGWでした(中編)


前編は5月3日まででした。
中編は5月4日、5日です。

5月4日
この日は、わたしが遠隔地団員で所属しているCANTUS ANIMAEのマンスリーコンサート(MC)の日でした。
マンスリーコンサート(以下、MC)とは、たくさんの作品に触れることを目的として
月に1回、通常の練習とは別に3時間の練習で曲を仕上げて、
最後に「演奏会のつもりで」演奏をする、という事からMCと名付けられました。

さすがに今は余りに忙しく月1では開催されていませんが
MC開催時には、CANTUS ANIMAEメンバー以外にも門戸を開いて
たくさんの参加者とともに練習・本番を行っています。
長野の「合唱団まい」の皆さんも参加されていて
今回は総勢70人ぐらいでの練習だったでしょうか。
わたしは遠隔地団員ですのでなかなかMCに参加できず、
今回ようやく参加することが出来ました。

そして今回のMCの曲は、何とモーツァルトのレクイエム!!

マジか~、すげー!
約1時間の演奏時間がある曲を、今回は6時間の練習で仕上げていきます。

あと個人的にテンションが上がっていたのは
千葉のVOCE ARMONICA指揮者の黒川和伸さんがベースで参加されていたこと!
わおーすげー♪ヽ(^o^)丿

----

MCが開始してまず最初に、雨森先生は全曲を通すのが通例?です。
今回もやっぱり通しました。1時間かかるのに…f(^_^;
1曲通すことで、どこをどうすればいいか?という事をチェックされているのだと思うのです。

冒頭に1時間、最後に1時間、連絡等で30分ぐらい使うので
これで実質練習時間は3時間半しかありません(汗)。
果たしてこれで要点を押さえて全体を見通す練習ができるのか?
何曲もあるモツレクの、どこから練習を始めるのだろう?

…長くなるので詳しくは書けませんが
レジュメでの簡単な解説の後は、第1曲目から練習するのではなく
第6曲Confutatisから練習を始めました。
ほほー。

小さな部分を解説しながら、コンセプトをさりげなく見せて
徐々に曲全体に広げていく指導。勉強になります!!
6時間は、本当にあっという間でした。こんなにあっけなく終わるのかと。
気が付いたら、無我夢中で歌っていました。
さすがにモツレク、本当に名曲!!
何百年もの時代をくぐりぬけて生き残った作品だけが持つ重み。

そして本番(最後の通し)の時に、何と黒川さんが隣りに来て歌ってくださいました。
これにはビックリ、というかわたしの横で申し訳ないというか。。。(-_-;)
そして、隣りで歌っていただいた事で
たくさん勉強させていただきました。ありがとうございました!

MC後は、参加者とCAメンバーとで打ち上げ!

----

5月5日
この日は、早朝から仕事、10時ごろまでに終わらせて移動!
長野の「合唱団まい」が、何と東京で練習をしている!という事で見学に。
11時過ぎに到着したら、モンテヴェルディのラグリメを歌っていました。

ふと見ると、
見学に行っていた「合唱団あべ犬東」メンバーが中に入って歌っている。

あ、そうですよね。

という事でわたしも中に入って歌う事に(笑)。

久しぶりにラグリメを歌いました。
久しぶり過ぎてアワアワでしたが…。
モンテヴェルディの後は、新実先生の「幼年連祷」の練習、
そして最後は平田あゆみ作曲の「エレメント」。
軽快でさわやかな作品!!

…何とも濃密な時間をまたしても過ごさせていただきました。
雨森先生、合唱団まいの皆さま、ありがとうございました!!

----

練習後は、CAメンバーとサイゼリヤへ行って遅い昼食。
その後、新幹線で尾道へ戻りました。
午前0時に自宅へ到着、したと思ったらすぐに
コールサルメンバーとのSkype会議「サルトーーク!」が。
ヘロヘロですが、夜中まで楽しい時間でした。(^_^;;

----

ここまでですでに濃密なGWですが
まだまだ濃密な時間は続きます。

(つづく)

怒涛のGWでした(前編)


3日経ってからようやく一息ついた感がありますが、
今年のゴールデンウィークはまさに「合唱ウィーク」でした。
簡単に振り返り。

4月29日~30日
愛媛県の「国立大洲青少年交流の家」でコールサルの合宿。
佐賀からピアノの鈴木先生をお迎えして、森田花央里作曲「石像の歌」の初ピアノ合わせ。
ついに、石像に魂が入った・・・かもしれない。。(´・ω・)イヤ、マダマダ…
夜中は講師室で〇み会をしていたら叱られてしまった。。次回は気を付けましょう(汗)。

5月1日
上京してから午後すぐに、昔の仲間の家で仕事、夕方に蕎麦と天ぷらと生ビールをご馳走になる。
話に大輪の花が咲き、とても楽しい時間でした。

その後は、合唱団あべ犬東のメンバーと小さな飲み会。
人生について深く考える有意義な時間となりました。

5月2日
1日中お仕事。
夜もおとなしく帰ホテル。誰とも会わなかったのはこの日だけだった。
それにしても、東京はよく歩く場所だ。

5月3日
午前・午後とお仕事、夕方から錦糸町へ移動してTokyoCantatへ。
夜から開演の
「やまと うたの血脈Ⅷ
  抒情は詩人の武器であったか? ~大正、昭和前期の詩による合唱曲展~」

という演奏会。
実に重厚かつ上質の演奏が並び、久しぶりに聴く側での合唱漬け!!

聴きながら様々なことを考えたのですが、
休憩後に詩人の佐々木幹郎さんのお話があって、これも深く考えさせられました。
お話の途中、「副題にある『抒情は詩人の武器であったか?』の答え、
それは当然武器では無かったです!」

とアッサリ答えられて(笑)、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

しかしよく考えてみると
「抒情は詩人の武器であったかどうか?」という問いを、自分たちに置き換えてみれば
「合唱は人々の武器であったか?」という問いにも置き換えられるわけで
合唱が武器たり得るのかどうか?も含めて、考えさせられるものです。

わたし個人の見解として、おそらく武器にはならないでしょう。
しかし、最後の砦のようなものにはなるかもしれない。
歌の力は、具体的な何かをぶち壊す!という力は無いものの
人と人とを繋ぐとても大切な存在なのかもしれません。

----

TokyoCantatの後は新宿へ移動して飲み会!!
またしてもあべ犬東の皆さまと!
そしてまたまた、人生について深く考える飲み会となりましたf(^_^;

(つづく)

ラッススの課題曲


ラッススという作曲家は昔から大好きなのだ。

軽やかで自由さを感じるというのもその理由の1つ。
フランス北部、ベルギー、オランダ辺りは「フランドル地方」と呼ばれ
文化的な先進地だったそうだが、ラッススはそのフランドル地方の出身である。

ラッススと同時代の作曲家パレストリーナとの違いは
モンテヴェルディほどではなくも、ラッスス作品は劇的な表現の音楽であること。
パレストリーナの穏健な音楽の中には、驚くような深さがあるのだけど
ラッススの場合は、それがもっと前面に押し出され、自由に表現されている感じ。
すでに、バロック時代への橋渡しがはじまっている印象がある。

今年の課題曲G1となっているAdorna thalamum tuum Sionについて
新約聖書ルカ伝の中にある、シメオンの賛歌と呼ばれる部分が題材となっている。
楽譜を見ると、やはり自由さと共に実に劇的な音楽表現が感じられる。

この曲は冒頭から畳みかけるように開始され、豊かに世界を彩っていく。
やがて、動的な場面から静的な場面へ物語は移っていき
シメオンの腕の中のイエスに楽曲全体がフォーカスされる。
そのシメオンによって語られる予言めいた言葉から
その後、1000年以上もの長きにわたりもたらされる福音が
繰り返し歌われるポリフォニーとなって豊かに表現されている。

うーん、名曲。。。

何が素敵かと言うと、
動的な音がやがて一点に集中されていく過程が見事に音楽で表現され、
その一点からフィナーレに向けて、音楽が劇的な拡がりを持っているという事。
何とドラマチックな音楽なのだろう。
まるで巨大な遠近法の劇的な宗教画を見ているようですらある。

----

個人的にただ1つ残念なのは、これだけ深いラッスス愛を語りながら
わたしは、今年はこのAdorna thalamum tuum Sionをほとんど練習しないこと(泣)。
それでもどこかで歌いたい!と思っているので
不定期で開く「ラッスス会」で取り上げることを考えている。
(第2回目はいつになるだろうか・・・)

今年の課題曲(混声)は4曲とも素敵な曲が揃っていて
個人的には、近年稀に見る豊作の年だと思う。
プーランクも三善も公募作、どれもがとても素敵なのだけど
Adorna thalamum tuum Sionの名演をぜひ聴きたいと思っている。

Noema Noesis×Chor Doma ジョイントコンサート 渦動


今年のゴールデンウィーク、
5月6日(土)に福岡市で開催されるジョイントコンサートの紹介です。
Noema Noesis×Chor Doma ジョイントコンサート 渦動

ノエマ・ノエシスという、哲学者フッサールが使った言葉を名前に持つ団体と
コール・ドーマという、ちょっと謎めいた由来(笑)を名前に持つ団体のジョイントコンサート。

ノエマ・ノエシスは、昨年東京で開催された演奏会を聴かせていただきました。
作曲家・指揮者の堅田さん率いる、若く勢いがあって音楽的に優秀な団体です。
第3回のJCAユースクワイアから生まれた団体なだけに
難曲を軽々と歌いこなす力量も素晴らしいですが
何より、音楽に個性と主張が溢れている団体だと感じました。

コール・ドーマは、福岡の才人である寺田さんの下に結成された若い団体。
クリアなサウンドと高いアンサンブル力が魅力です。
ドーマには、アンサンブルは魅力を通り越して団是?としているところも感じられて
彼らの演奏のなかには、挑戦するエネルギーと冒険心がいつも溢れかえっています。

この個性的な2団体のジョイントコンサートでは
指揮者を公募して、この2団体を振っていただこう!という企画もあるとか?
誰が登場するのか、わたしは知らないのですが。
それにしても面白いことを考えますね!

そしてわたしが個人的に注目しているのは
Chor Domaが演奏する「石像の歌」という作品です。
3年前の全日本合唱コンクール課題曲の公募作の作曲家、森田花央里さんの作品。
「石像の歌」は昨年、東京の合唱団「CANTUS ANIMAE」によって委嘱初演されました。

個人的にも超おススメのジョイントコンサート、
お近くの方はぜひ足をお運びください!
(以下、HPより引用)

----

2017年05月06日(土)
開場: 13:30/開演: 14:00
FFGホール(福岡県福岡市)
予約一般 前売券2,000円 当日券2,500円
予約学生 前売券1,500円 当日券2,500円

Noema noesis(指揮:堅田優衣)
Chor Doma(指揮:寺田有吾)

★曲目(抜粋)
Noema Noesisステージ
堅田優衣 「UPOPO」
Per Nørgård Wie ein Kind より 「Wiigen-Lied 」
Toivo Kuula Siell' on kauan jo kukkineet omenapuut

Chor Domaステージ
『Missa pro Pace』より
「Kyrie」「Gloria」 作曲:佐藤賢太郎
「石像の歌」原詩:リルケ 訳詩:森田花央里 作曲:森田花央里

企画ステージ
2017年度全日本合唱コンクール課題曲

合同ステージ
Makaroff Kaikki maat, te riemuitkaatte (全世界よ、歓喜せよ)
Kuula Siell' on kauan jo kukkineet omenapuut (そこにはずっとりんごの木があった)



何かを発信するならば(その2)


前回の続きというか、関連のあるお話。

わたしは、Twitterを実際に使い始めて5,6年経つのだと思います。
使っていて実感するのは「短いセンテンスで物事を伝える筆力が不可欠」という事。
今の若い人たちは本当に上手だし、面白いですね。
キャッチーな言葉や、尖がっている内容だったり、目を引いてしまう言葉使いなど。
そういうモノがあると、呟きはとても面白く読めます。
いやいや、ホントに面白い。。。

もう1つ象徴的なのが、それらも「すべて流れ去っていく」という事。
どんなイイ事を書いたとしても、どんなに面白くても、すべてツイートラインの流れの向こうへ消えていく。
何とも刹那的です。だからなのでしょうか?
必要以上に刺激的な言葉のツイートが目を引き、印象に残ります。

どういうアイテムを使うか?という事が、人間の行動原理や思考回路を変えていくものです。
馬が最速の交通手段だった時代、汽車、飛行機・・・。
ラジオからテレビ、そしてインターネットへ。
それに合わせて人間は、生き方考え方を変えてきました。
という事は、TwitterやFacebook、LINEなども
間違いなく現代人の思考を変化させているはずです。
しかもそれはここ5年ぐらいの話のはずです。
あと5年後に今を振り返ると、強烈な変化が見えるかもしれません。

----

昨日の記事で
「今は、音楽を作るには「容易さ」「早さ」が大切な条件となっている。」
と書きました。
そしてもう1つ、「解りやすさ」という条件も入ってくるはず。
それが良い悪いという話ではなく、今がそういう時代なのだと思います。

この3条件が好きか?嫌いか?となると、また別の話となりますが
今はこの3つの条件の、最低どれか1つは不可欠なのかもしれない。
これに対応できなければ、時代に取り残される(苦笑)。

むしろ、そこから学べることは無いだろうか?
合唱音楽の演奏自体も、時代を経て変化していくはず。
古き良きものを次の世代へ伝えていくこと、
今を生きる人たちのための音楽であること、
どちらも大切なことだと考えています。


何かを発信するならば


このBlog、コールサルHP用のコンテンツとして書き始めたもので
開始したのが2004年5月末でしたから、もう13年になります。

まだBlogというものも珍しく、HPを持っている合唱団は多くありましたが
まだまだ黎明期と言ってよいかもしれません。
あの頃は、わたしも記事をジャンジャン書いていました。
めずらしさも手伝って、書きまくっていた気がします。
ちょっとした使命感のようなものもあった気がf(^_^;
全国コンクール出場団体の紹介文を(勝手にw)書き始めたのもこの頃。
ちょうど愛媛県で開催されるという事で、コールサルメンバー向けに紹介文を書いたのでした。

その頃と比べると、今は隔世の感があります。
演奏の感想もTwitterで即時流れる時代になりました。
Twitterが無かったころは、Blogがその代わりをしていたところもあって
重宝されたものでした。(遠い目)

先日選曲をしていて思ったのですが
今はYoutubeもニコニコ動画もあるので
聴いてみたい曲の音源があっという間に聴くことが出来ます。
知識を得るのも、ネットを使えばほぼ何でも手に入る。

昔と比べて、すごい早さで物事が進んでいく。
今は本当に恵まれていると思う。
そしてネット環境が無い時代を知らない若者たちは、
今が早いのだ、という事を知らないはずです。
そしてこれからは、もっと早くなっていくのでしょう。
きっと、瞬時の時代が来る。

しかし、合唱音楽という超アナログなものを作り上げる過程にかかる手間は
当然の事ですが全く簡単になっていません。
むしろ逆に難しくなっているかもしれない。
「人の心」よりも先に、物事が進んでいってしまう危うさ。

だから今は、
短時間で気持ちを判りやすく重ねることが出来る曲やシステムが
「良いもの」とされているような気がします。
今は、音楽を作るには「容易さ」「早さ」が大切な条件となっている。

----

モノの価値というものは移ろいで行くもので、永遠ではない。
同時に、人の心の根っこの部分はどの時代も変わらないとわたしは信じています。
そこにこそ、わたしは何かを発信する意義を見出しています。
これからも変わっていくものと、ずっと変わらないもの。
その2つを埋める音楽を求めていきたいと、わたしは考えています。

「今から百年後に・・・」というタゴールの壮大なスケールの詩がありますが
そこまで遠大でなくとも(笑)、
次世代へ渡していくために今すべきことがある気がします。
その一助となるべく、これからも活動をしていこうと思っています。

Chorsal《コールサル》の新ホームページ


また久しぶりになってしまいました。

Chorsal《コールサル》という団体が結成されたのが2000年2月、
そして初代HPが完成したのが、このBlogが始まったのとほぼ同時期。
たぶん2004年5月のはずです。
Blog「指揮者の独り言」は、コールサルHPの1コンテンツとしてスタートしました。

コンクール絡みの連載をした関係で、コールサルよりもBlogの方が有名になったりして
それってどうなのよ?という感じでしたがf(^_^;
今はどうなんでしょうね。

そんなコールサルHPが、2017年4月2日にリニューアルされました。
4月1日には出来ていたのですが、ほら、エイプリルフールに発表しても…(笑)。
今回のHPは第4代目となります。情報も多くてスッキリ。
自画自賛のお気に入りです(笑)。
https://chorsal.jimdo.com/

ぜひ一度ご覧ください!\(^o^)/

そして、春は出会いの季節。
このHPをきっかけに新たな出会いがありますように!