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急がば回れ。


今日、ラジオから
「スピーカーが声を認識して、リクエストした曲をかけてくれる製品がまもなく実用化」
という話が聞こえてきて、うーーん。。。と考え込んでしまいました。
確かに便利ですが、そこまで便利な必要って、ある?

という事で、すこし昔話を。。

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むかしむかし…今から21年ほど昔。。。

わたしは、大久保混声合唱団というところで
行きがかり上、団長的な仕事をすることとなり。(大汗)

すでに大久保混声は、日本を代表する合唱団の1つだったし
合唱指揮者である辻正行先生が指揮をしてらっしゃったようなところ。
当然、大ベテランメンバーも勢ぞろいしている合唱団、そんなところの運営を
若干20代後半の、田舎からノコノコ出て行ったわたしがやるというね。。。なんでー。。泣

今思うと恐ろしい話ですが、その当時も恐ろしかった(笑)。

ところがその頃の大久保混声合唱団は、
前団長、元団長と総務スタッフの方々のスキルの高さ、
そして辻音楽事務所の存在で運営を行っていました。

突然代わったわたしに、そんなスキルは無いのでどうしたらいいのか判らず。
もう本当に毎週、謝ってばっかりの連続でした。。。

今でも覚えているのは、
何かの出席調査をしなければならなくなり、でもそれを調べる方法が無く
(本当はあったと思うのですが、把握すらできていなかった。。)
しょうがないから、わたしが1人1人の家に電話調査。

その頃は1996年。今は懐かしいWindows95の時代。
世の中にようやくインターネットが普及し始めたところで
携帯電話を持っている人はだいぶ増えてきた感じ。
メールアドレスを持っていない人もかなり多い時代でした。

だから、何かの調査をするとなれば
練習時に直接会って調べるか、電話をするしか方法が無かった。

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1件1件、電話を続けていると、自分の母親ぐらいの歳だったと思うアルトの団員の方から
「ねぇあなた、これを、1件1件電話をして調べているの?大変ねぇ。。。」
と心配されてしまいました(苦笑)。その時わたしは、
「能力も人脈も無いので、自分で動くしか無いのです…」
と返事をしたのは覚えています。

ただ、こういう事があった後からは、運営が少しやりやすくなった印象。
皆さんに「アイツが何かやってるから助けてやらないとな・・・」と、
少し思っていただけたのかな。
ありがたいことです。

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今ではメールやSNSなど、便利な連絡方法が多くあります。
しかし、たくさんある連絡方法のどれを選ぶか?によって
ずいぶんと相手のリアクションや集団の雰囲気が変わる気がします。
相手が近くに居る印象のツールでも、リアクションは想像以上に疎遠だったり
手間のかかるツールだけれど、その分直接的に意見をもらえたりするものも。。

今さら電話だけの時代に戻れるわけが無いのだから
たくさんあるツールからどれを選択するのか?は、よく考えなければ。

そしてどんな時でもツールを使うのは人であり、人と人との付き合いが基本です。
運営する側は、ツールの向こう側に見える存在でありたいものだし
運営される側は、ツールの向こう側で動いてくださっている人の存在を
感じる感性が必要になってきます。

何が良いのか?は、それぞれが試行錯誤して答えを出していくのだとしても、
決して「便利=役に立つ」ではないのですよね。
急がば回れ、な方が良い事も多い。

そして、ツールに振り回されないよう、気を付けたいものです。

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