TOPMusic ≫ わたしの好きだった演奏(その1)

わたしの好きだった演奏(その1)


合唱を始めて30数年、いろんな演奏を聴いてきました。
大学合唱団で合唱を始めたから、というのもあるかもしれませんが
必ずしも「上手な合唱でないとダメ!」とは思っていません(苦笑)。
音楽の向こう側に生き様が見えると思っているので
しっかりと血の通った音楽に聞こえることが大切だと思っています。

という事で、自分がどんな演奏に心震わせてきたか?を
思い出しながらボツボツと書いてみたいと思い立ちました。

遠い記憶のかなたではありますが、まずは最も古い記憶から。。。

----

昭和61年(1986年)11月
第39回全日本合唱コンクール全国大会(松山)
 一般B部門
  京都アカデミー合唱団

プログラムを持っているはずなのだが、どこへ行ったのか。。泣

この年は全国コンクールが松山開催という事で、
大学1年生だったわたしは自転車をこいで全国コンクールへ行きました(笑)。
今思えば、実に恵まれていた。
愛媛大学合唱団は、土曜日の大学部門に出演、銅賞を獲得。
とはいえ、他大学の演奏は全く聴けず、よく判らないまま。

この頃は中学校部門が無く、高校部門は金曜日、大学・職場部門が土曜日、
一般A部門B部門が日曜日、という3日連続開催でした。
もっと良く知っていれば、高校部門を聴きに行っただろうに。。愚

またこの年の課題曲は、G1がパレストリーナのSuper flumina Babylonis、
G2がブルックナーのChristus factus estという選曲で
合唱団京都エコーがこの2曲を課題曲と自由曲に選んだ年でした。

コンクール3日目日曜日は、わたしはドアマンとしてコンクールのお手伝い。

京都エコーという団体がとてつもなく凄いらしい、という話は聞いていて
その出演順の時は、誰もがドアの中ドアマンをしたがっていた(笑)。
わたしは運悪く外番。。。

どういう演奏の順番か忘れましたが
中に入って聴けたのが、京都アカデミー合唱団の演奏。
課題曲で何を歌ったか?は記憶に無いのですが
自由曲の演奏で心奪われました。

流麗かつ立体的な音楽が、ステージ上から聴き手に迫ってくる。
当然初めて聴く知らない曲なのですが、こちらへ語りかけてくる。
ソロもメチャメチャ上手くて、女声のステージ衣装も大人っぽくて、
何よりも演奏がとにかく美しくて、食い入るようにステージを見つめていた記憶があります。

あとで調べたらその演奏は
ドビュッシー作曲「シャルル・ドルレアンの3つの曲」
という事を知りました。
(追記:H29.6/10 
 コメントをいただきまして、どうやら記憶違いだったようです。
 ドビュッシーではなく、ラヴェル作曲「3つのシャンソン」が自由曲だったとか。
 プログラムを発見して確認すればよかった。。。orz)


演奏を聴き終わった後は、余りの衝撃に無口になってしまい。

その後は、会場外側ドアマンをしながら
合唱音楽の果てはとんでもない世界がある・・・
と考えていました。
そうしていると、バーバー作曲「Agnus Dei」が聴こえて来たり。

へぇ、弦楽のためのアダージョには合唱版があるのかーと
ちょっとビックリした記憶もあります。
それは、神戸中央合唱団の演奏でした。

----

でも一番びっくりしたのは結果発表があってから。
自分が無口になってしまうぐらい心動かされて、
「合唱音楽の果てはとんでもない世界がある」と思ったあの演奏が
何と「銀賞」だったのです(大汗)。

えーーーーなんでーー!!!信じられない!!
京都エコーがすごいのは知ってるけど(笑)。

何と、とんでもない世界の果ての向こうに
まださらにとんでもない世界があるらしい。。。
ぼーぜん・・・( ゚ ρ ゚ )ボー

----

あれから30数年、もし今その演奏を聴けば全く違った感想を持つだろうし
結果が銀賞だったからと言って、他の演奏の上下があるとも思わないですが
あの演奏に衝撃を受けたのは間違いない。
何も知らなかった自分の、最初の大きな原風景。

スポンサーサイト

Comment

第39回、私も聞きました。
編集
 第39回全国大会、私も松山に聞きに行きました。社会人になって7年目くらいだったでしょうか。その頃は歌う方ではなく聞く方でした。3日間全ての団体を聞いたと思いますが、京都エコーのブルックナーには確かに鳥肌が立ちました。一方その対極にある京都アカデミーのしゃれた美しさにも心を動かされたことを覚えています。(ちなみに選択曲はSuper flumina、自由曲はラベルの「三つのシャンソン」です。)そしてあの伝説の神戸中央のバーバーには本当に圧倒されました。この年は名演も多く、京都産業大グリーの「ごびらっふの独白」や安積女子高の2回目の「ゆめ」もこの年でしたね。(でも私の中では第33回名古屋での安積女子高の「ゆめ」が最高ですが。)加悦谷高の「狐のうた」、鹿児島女子高の「南島歌遊び」、LSOTシニアコアの「12のコルシカの歌」も印象に残っています。
2017年06月09日(Fri) 23:04












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL