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第55回広島県合唱コンクールに行ってきました(その3)


大学職場一般部門 室内合唱の部

2.室内合唱団“零”(混声17)
(G1 / 西村朗 「蝶を夢む」 より 「(第一曲) 一つのメルヘン」
    池辺晋一朗 「五つのマドリガル」 より 「ひどいめにあわせやがる」)


室内合唱団“零”は室内合唱の部で1位金賞を獲得して
中国合唱コンクールに出場が決まっています。
という事で、簡単な感想のみ。少々辛口かもです。

まず気になったのは、課題曲、自由曲ともに
確信をもって演奏を打ち出している感覚が少々薄かった気がします。
ただ、基礎能力の高いメンバーがそろっている合唱団ですので
これは中国合唱コンクールまでには修正されると思います。

それともう1点、言葉の意味と音を一致させる作業が必要と感じました。
どの曲も、演奏は基本的に美しいので、十分に聴かせられるだけのレベルがあります。
ただ、音が美しい分、言葉のパッションがどうしても必要になってくる。
音でなく言葉で聴かせるところを、もっと作ってもいい印象があります。
これも中国合唱コンクールでの演奏に期待です。

モンテヴェルディ、邦人2作品ともに、
音楽の彫刻がさらに深まることを心から期待しています。


3.合唱団うたがき(混声11)
(G1 / 三善晃 「五つの願い」 より 「春だから / 子どもは・・・ / 若さのイメージ 」)


以前「サルがきッツァーコンサート」でご一緒した、個人的にとても応援している団体です。

課題曲、何か所かミスが散見されたのがまず惜しいところです。
すぐに立て直したのは良いのですが、ハーモニーが揃わないところがあって
なかなか難しい演奏になった印象があります。
室内合唱的な雰囲気は十分に感じられる演奏なだけに、もったいなかった。

自由曲、この3曲とも彼らにとって理解の深い作品だと思います。
演奏の構成感も良く、説得力があり
歌のそこかしこに、音楽に対する愛情がにじみ出ている。
だからこそ、全体的にハーモニーが揃わなかったのが本当に残念!
三善作品の持つ、美しい和声の展開を聴かせることが出来なかったのはもったいない。
もっともっと優れた演奏をする団体だ!という事を知っているだけに
コンクールという舞台の怖さや、練習で必要なことをどうやって積み上げていくか?
という難しさを、演奏を聴きながら改めて感じていました。

もっと端正で味わい深い演奏をする団体というのを知っているので
(今年の広島県のアンコンとか、実にクオリティが高かったのです…!!)
聴いている私も少々残念でした。もっと良い演奏ができるはず。。

(つづく)

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