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第70回九州合唱コンクールの感想(その13・ラスト)


昨年の九州コンクールでの、合唱団「い~すたん」の感想、4回目でラストです!

8.合唱団「い~すたん」(混声・20)
(G1 / 千原英喜 「おらしょ」 より Ⅱ〈第2楽章〉)


続きです。

高度な表現力と、何よりも自発的な祈りの歌を作り上げていく「い~すたん」。
いよいよ演奏は佳境、中間部のテンポが上がる部分!

何とここも、スムーズに変化していった!躍動感あふれる音楽。
そして何と、ちゃんとフレーズ最後にritをしたりして。すごいアンサンブル力!!
ところどころ、ハーモニーが歪んだりするところが聴こえるも
音楽的に淀んだり不明瞭になったりすることが全くない!

わたしはこの場所で歌ったことないから判らないのですが、
福岡アクロスは歌い手にとって「ワンワン」に響く場所ではないでしょうか?
そうだとすれば「い~すたん」メンバーは、アイツらは絶対こう歌っているはず!という
強い確信があるところまで歌い込んで、この場所に臨んでいたはず。


彼らの紡ぐ、熱い祈りの歌。

そして祈りを越えた熱狂的なまでの叫びと

その向こう側に流れる哀しみのまなざし。

最後にすべてを包み込む、Kyrie eleison・・・。


何と熱く尊い演奏なのだろうか。
彼ら自身の魂の歌がそこにはあった。

Kyrie eleisonの最後の一音が会場の中に静かに消えてゆき

ホールを静寂が包み込んだ時に

わたしの中には、静かな深い感動が残りました。

非常に音楽的な演奏だった。

そして自分たちの音楽はこれだ!!と彼らは打ち出してきた。

果たして、自分はあそこまでの誇りを持って音楽が出来るだろうか?

そんな事を考えさせられる、合唱団「い~すたん」の演奏でした。


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コンクールの結果。
残念ながら合唱団「い~すたん」は全国大会へ進むことは出来ませんでした。
全国大会へ進んだのは、何と「い~すたん」と同じくパレストリーナとおらしょⅡを選択した
鹿児島県代表の「twinkle☆」
彼らは「い~すたん」とは全く違う、堅実に音楽とハーモニーを積み重ねていくアプローチで
見事な演奏を聴かせたのですが、
この2団体が何と「1点差」で代表権の明暗を分けました。

どの団体が代表になっても、誰かが涙を飲むのがコンクールです。
ただ「1点差」というのは、何とも言葉がありません。


審査発表後、ホールのロビーにへたり込む様に坐っている「い~すたん」メンバーを
わたしは忘れる事が出来ません。

そして、彼らの奏でた熱い2曲の演奏。
わたしは今も忘れる事が出来ません。

渾身の音楽を、ありがとうございました。


そして九州コンクールに出場されたすべての団体の皆さま、
ありがとうございました。
また今年も聴けると良いな。


(おわり)

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Comment

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編集
斜体の文9か月かけての九州大会シリーズ、ありがとうございました(^^♪
今年は長崎県佐世保(アルカス佐世保)での開催でございます。開催県連としてお待ち申し上げますよ~。
2016年05月19日(Thu) 18:51












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