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第70回九州合唱コンクールの感想(その5)


表参道高校合唱部!で盛り上がってましたが
リアルなこっちの連載もまだまだ続きます!

8.コール・クラルッチェ(混声15)
(G1 / Bardos L. “AVE MARIS STELL” Z.Kodaly “Veni, meni Emmanuel”)


佐賀県に今年3月に誕生した、若者を中心とした合唱団です。
本番前日、この合唱団の若者とご一緒する機会がありまして
クラルッチェについてお話を聞く事が出来ました。
とても楽しく練習されているそうです。

6月の合唱祭が初ステージだったとか。
という事はこの九州コンクールは、クラルッチェにとって3回目のステージであり
おそらく今までで一番大きなステージと思われます。
合唱初心者の社会人の方の割合も多いらしい。
大変な部分も多いと思いますが、新たな合唱人を生み出す母体となれれば
それはとても素晴らしい事だと思います。

課題曲パレストリーナ、柔らかい雰囲気の立ち上がり。
ところどころピッチが定まらなかったりする部分もありつつ
音楽の流れ方や雰囲気は良い感じです。
しかし、だんだんとハーモニーの決まらない部分が増えてきて。
女声と男声でピッチ感が少々割れてしまったのが惜しまれる。。
音楽の構成感や雰囲気が良いだけに、
ハーモニーが磨かれるといいと思ったのですが、
とにかくこのパレストリーナは難しいっ!!

あと、発声をもう少し鍛えられるといいと感じました。
箱(ホール)の広さにビックリした訳ではないと思うのですが
声でもっと攻めても良かったかなぁ。
デカイ声という意味ではなく、ホールに通る声というか。

自由曲1曲目、Bardosはちょっとピッチが安定せずにハーモニーしない部分が
最初ぐらいに聴こえて来てもったいなかった!
音楽の中から初々しい部分を生み出していて、雰囲気はとてもいいのだけど
和声感に課題を感じたかな。ひょっとして、アクロスはとても良く響くホールなので
ハーモニーの密な一体感を作るところはでは、到達していなかったのかも。
自由曲2曲目のKodalyも1曲目と同じような印象。
ハーモニーの縦の和音が決めきれず、それがだんだんと増えていったのは残念。
フレーズの流れや全体の雰囲気が自然な声で作られているから、
音楽がフワリとしていて好感度は高いのです。
惜しいなぁ。。。

ちょっと辛口な感想になってしまいましたが
それでもわたしは思ったのです。

彼らにとって3回目の本番は、もう絶対にやってこない。
当たり前ですが、すごい事だと思いませんか?
彼らの演奏を聴いた人たちは、
合唱団が出来て3回目の本番と思って聴いてないと思います。

半年前は見知らぬもの同士だったはずの彼らが
ふとしたことから声を重ね合わせるようになって半年。
その経験は本当に貴重だし素晴らしいものなのは間違いない。
その瞬間に立ち会えた事を、わたしはきっと忘れないと思います。

…自分が合唱団を作って3回目の演奏って何だったかな…?
記録を見れば思い出せますが、今すぐはちょっと。。。(^_^;;

ぜひこれからも、クラルッチェらしい音楽を目指して
力強く前進し続けてください!
次に聴く時が本当に楽しみです!(^o^)/


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