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「合唱人」という言葉


明けましておめでとうございます。
今年も当blog「指揮者の独り言」をよろしくお願いいたします。
どこかの「合唱界を代表する大blog様」とは違って(笑)
最近のペースのまま、ゆっくりと書いていこうと思います。

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最近よく聞く言葉の一つに「合唱人」という単語があって
何年前ぐらいから聞くようになった言葉なのかな、と考えています。

自分も使ったりする事があるのですが
不思議な言葉だとも思います。
誰もその意味を定義した事が無いような気がするのですが
あえて書くとすれば、
「1.合唱を愛する人 2.合唱活動を主体的に行っている人」
といったところでしょうか?
・・・いや、何だか抜け落ちた定義付けがたくさんあるような。。
すみません(>_<)

少し話変わって。

どこの本で読んだのか、ネットで読んだ話なのか
具体的な記憶が全くないのですが
「日本人」という概念が世間一般に広まったのは
明治維新以降、というのを読んだ事があります。
江戸時代以前は、幕藩体制、もしくは
地方ごとが独立国家として存在していた、と。

そうすると、織田信長の日本統一というのも
今の我々が考える統一の概念とはずいぶんと違っていて
具体的には国家連合のようなものなのでしょう。

明治維新により幕藩体制が廃止され、
文明国としての制度が整えられていき
現在考える統一国家の概念が一気に押し寄せたあたりが
「日本人」という考え方が浸透した最初、という事でしょうか。


今度は話戻って。

合唱人という言い方、昔からしていた人もいたのかもしれませんが
わたしがこの言葉を聞くようになってから10年も経っていないと思います。
わたしの感覚的には5、6年ぐらい前?
人によって違うと思いますが、どうなんでしょうか??

人と人同士が同じ価値観なり意識を共有する事で
○○人という考え方が生まれるのだとしたら
この10年ぐらいの間に「合唱」という価値観を共有する人たちが
日本のいろんなところにいるんだ、と感じられるようになったのかもしれない。

それまでは?

ひょっとして、単に「○○合唱団の人」というだけで
自分との繋がりは薄かったのかも??
コンクールで相対している場合などは、
自分と同じ仲間という概念は薄かったかもしれない。

わたしが合唱を始めたころは、合唱の情報と言えば
全国コンクール、そして合唱連盟の「ハーモニー」しかありませんでした。
インターネット、ツイッター、フェイスブックなどなど、
遠くの人たちを繋ぐメディアが使われていく事で
情報が飛び交うようになり、
遠くで合唱をしている人が身近に感じられるようになり
そこに何かしらの一体感が生まれているのだとしたら
それは素敵な事だなぁと考えています。

今は、コンクールを中心とした合唱連盟の行事だけでなく
東京カンタートや軽井沢国際合唱フェスティバル、コーラスめっせもありますし
合唱団同士のジョイントコンサートや企画、ユース合唱団、
またワークショップ型のイベントも本当に数多く行われています。

良い時代になったものです。
この豊かな果実を合唱人はどうするのか?
というところが、今後の課題になってくるのでしょう。
#もちろん自分で食べちゃう、というのも1つの方法です(笑)。


1年で何かが激変していくわけではありませんが、
5年単位、10年単位、で考えていくと
物事は確実に何かが変化しています。
それが大きな実りと成るように、
責任と使命感を持って考えていきたいものです。

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Comment

編集
あけましておめでとうございます。
いつも楽しく拝見しております。
今回のエントリーの中にありました「日本人はという意識が明治以降に~」というお話は、たしか「竜馬がゆく」の中で司馬遼太郎が語っていたことだったような気がします。「坂本龍馬は『藩』を飛び越して(事実脱藩をしておりますから)、日本を見ていた。最初の「日本人だ」みたいなことが書いてあったような気もします。竜馬がゆくではないかもしれませんが、坂本龍馬をそう評してる人は割と多いようですね。
ちなみに幕藩体制が確立される以前、織田信長が提唱した「天下布武」の「天下」の範囲は考えてみるとちょっと面白いですね。事実秀吉は海外に進出しようとしてましたし、信長自身も海外へ出ようとしていた気はします。
話が全く関係なくなってしまいましたが…。インターネットのおかげで、いろんな変化があり、Y○u Tub○では、それぞれが撮った合唱曲をかぶせて、ひとつの演奏にしているような動画もあがっておりましたし、今まで考えもしなかったことでできるような時代になったと実感しました。それがいいか悪いかはまた別ではありますが。。。
すみません。長くなってしまいました。体に気を付けてくださいませ。。。
2015年01月16日(Fri) 16:39
コメントありがとうございました!
編集
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
コメントをありがとうございました!

コメントを読ませていただいて、なるほど!そうか!と思いだしました。
確かに「竜馬がゆく!」にそういう記述がありましたね!!
雲が切れて光がさしたようにスッキリしました。ありがとうございます!

いろいろと面白い時代になったとわたしは思っていますが
ご指摘されているように、不思議な時代になったとも思っています。
Youtubeの皆で音源・映像を合わせて…は、わたしも参加を検討しましたが
残念ながら取り組む時間が確保できませんでした。

便利になったのはとても良い事なのですが
ちょっと不安に感じるところも多くあります。
以前は、不便さを乗り越えるには気持ちと手間をかけるしかありませんでした。
今は、不便さを乗り越えるために便利なアイテムを使う選択が出来ます。
ところが、合唱というジャンルはもっとも不便かつ手間のかかるジャンルです。
容易に手に入れることが出来るようになる事で
何かとんでもないものを手放してはいないだろうか?
わたしには、そんな漠然とした危機感があります。

これについても明快な言葉を選ぶことが出来ないのですが
時間をかけて考えていきたい大切なテーマです。
2015年01月25日(Sun) 22:46












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