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「コンクール出場団体あれやこれや2012」(その25・職場部門・ラスト)


今日7つ目の記事です。
たぶん1日の記事数では新記録(涙)。

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ここまで、わたしが知る限り&聴いた限りの職場合唱団でしたが
各支部ごとに印象にある団体を列挙していったつもりです。
いずれの団体も、その足跡をしっかりと残している団体と感じます。

今年度の大学・職場部門の「あれやこれや」を書き終わるにあたり
思う事がいくつかあります。

まず「職場部門」というコンクール部門が存在したという事は
全国各地に「職場合唱団」がいくつも存在していて
しかもそれらの合唱団が充実の活動をしていた、という事だと考えます。
だからこそ、コンクールという場を作って技術的な向上を目指す、
職場合唱団の輪を広げながら、全国的な交流の場を持つことでさらに発展していく、
そしてそれが日々の業務の充実につながっていくように・・・という
会社・合唱団・社員、という関係性の中で好循環を生み出していたのではないか?
と推測するのです。

循環していく事が、しかも好循環していく事が
新たなものを生み出していく。

そして循環が止まってきた時に、
生み出したものも使命を終える。


来年からコンクールの大学部門がユース部門に変わりますが
この変わった部門さえ、好循環が作られなければ消えます。
この循環を作り出すのは、大学合唱団を含めた28歳以下の団員の合唱団です。
はたして、どうなるでしょうか。

大学部門は、ある一定の好循環が作り出せていたと思うので
A・Bグループの部門分けを解消した事も疑問でしたが
ユース部門に改変する意味を、個人には見出せません。

願わくば来年からすぐ、
大学部門がA・Bグループ付きで復活してほしい(笑)。


なぜなら、全国的な規模において、大学合唱団が集うイベントは
全日本合唱コンクール以外には現時点で存在しません。
はたしてそれでいいのか?
大学合唱団が一堂に集うフェスティバルの開催を求めます。
そういうイベントのもたらす意義は、非常に深いです。
大学合唱団の中で何かが起きそうな今だからこそ。


またこんなことも思います。
コンクールだから技術を競う場だし、
技術的に高い要素を持つ団体が素晴らしいのだけど
全国各地にさまざまな想いで活動している団体たちが存在していて
その「多様性を認め合う場」として、
全日本合唱コンクールの意味合いが大きく変容してきていると感じます。

競い合って1位を取る事も素晴らしい。
結果が良くなくても、涙が溢れるような演奏を聴かせる事も素晴らしい。
他のどこにもない、個性的な演奏をする合唱団も素晴らしい。
それ以前の、支部大会、県大会で涙を飲んだ団体たちも、もちろん素晴らしい。
それが全部揃ってこそ「日本の合唱」なのだろうなぁ。

そして今や、それらたくさんの合唱団を繋いでいる大きな横糸が
「全日本合唱コンクール」となりました。。
コンクールの是非・功罪は常に問われ続けていますが、
もし、「全日本合唱コンクール」全部が無くなってしまったとしたら
どう思いますか?

そこで感じる事が、合唱コンクールの存在意義だと思います。


2012年の今、設立された当初のこのコンクール存在意義は
変容、多様化し、60余年経て多くの先人たちが作り上げた
「合唱文化」にまで昇華している。



という事で、「あれやこれや」2012の連載はこれで終わりです。
コメント、文章を寄稿してくださった皆様、ありがとうございました。
また「あれやこれや2012・出張版」を書いてくださった文吾さん、
本当にありがとうございました。

そして富山の地で演奏される皆様に
素晴らしい経験がありますように!!

富山でお会いしましょう。


(終わり)

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