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豊中混声合唱団 第52回定期演奏会


昨日、大阪へ行ってきました。
豊中混声合唱団 第52回定期演奏会。

全国コンクールで何度も演奏を聴いてきた日本を代表する大合唱団、
しかしわたしはその演奏会を聴くのが初めて。
52回もの演奏会を積み重ねた演奏会の歴史が感じられるのでは?
その通り、予想は裏切られず、それ以上のものを感じる事が出来た、
素晴らしい演奏会でした。

コンサートで受けた大きな感動、その感謝を込めて、
また、どんな演奏会だったのか多くの人たちに知って欲しいと願い、
記憶をたどって、感想の詳細を書いていこうと思います。


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第1ステージ イギリスの3つのキャロル
 1.This joyful Eastertide
 2.Sing Lullaby
 3.Tomorrow shall be my dancing day


80人ぐらいの大合唱団、これだけの人数で柔らかく歌われるキャロル!
さり気無く、自然に流れていく音楽。
清潔なメロディが軽やかに歌われる、この美しさ。
演奏会のオープニングを飾るにふさわしいステージだと感じました。

英語の歌唱は、意味が理解していてもそれを歌に乗せるのは難しくて
メロディを繰り返した時にそれを感じるところもありましたが
それが大きな傷として見えてくる事はありませんでした。
基本的なサウンドが感じられているからでしょう。
2曲目は課題曲ですが、まだ少しもやもや感があったかな。
これから急ピッチで仕上げていくのでしょう。
3曲目、4人のソリが細やかで美しい歌唱、合唱との対比もよく
4人でオイシイところを全部持って行っちゃったかも。


第2ステージ ~林光追悼演奏~
 混声合唱のための うた・ねがい


これは合唱団とは全く関係の無い事ですが、
ピアノの真ん中あたりの音が(たぶん1つか2つ)かなり狂ってました(涙)。
個人的にはいろんな意味で泣けました。。

全体的に第1ステージからのサウンドを引きついだ感じだったでしょうか。
林作品だからかな?少しサウンド感が腰高だった印象。
合唱団の持つダイナミックな外枠を使って演奏していました。
その分、言葉の扱いなどの細かいところにまだ詰める余地を感じましたが
少し指揮者の西岡先生に頼っていた部分が多いのかもしれない。
しかしその中に、キラリと光る部分が散りばめられていた。

合唱団のダイナミックレンジを最大限使った時、トヨコンの魅力が感じられます。
厚みのあるサウンドと細やかな美しさがきれいだったな。
わたしのメモには「sopの『小さな川に』がすてき」と書いてある。
さりげなく、ストンと聴き手の心に落ちてくる歌。いいですね。


第3ステージ 混声合唱・児童合唱とピアノのための「いのちの木を植える」
 1.樹下
 2.梨の木
 3.木
 4.木を植える


整列したトヨコンの前に、豊中少年少女合唱団が登場。
(たぶん)高校生の大きな子と、半分ぐらいの身長の子も一緒に並んでいて
客席に「かわいいね」などの声やほほえましい空気が。
きっと幼稚園ぐらいですよね、じっと立ってるだけでも大変だろうに
偉いなぁ。

児童合唱のサウンドはやはり心が洗われます。
飾らない素直な声そのものが美しい。
そこに混声合唱のサウンドが絡んでくる。
重層的な音色を持つ作品。
指揮者の西岡先生の思い入れも強いのでしょう、
多様なサウンドを魅力的に聴かせるのが素晴らしい。

イントロダクション的な面を持つ1曲目「樹下」から
2曲目「梨の木」へ移ると、子どもたちの歌声も大きく変わる。

みんな、この曲がとても好きなんだね。

演奏も素晴らしいのだけど、
この次世代を担う子どもたちと大人たちが同じ曲を歌い活動をしている、
その事に胸が熱くなってきました。
音楽も密度を増していく。
子どもたちの歌声が大人たちの熱い想いを引き出し
その想いが子どもたちを包み込んでいく。
素晴らしい。

3曲目「木」。
子どもたちがステージ上で上手・下手に分かれ
ステージを見る方向に座って大人たちの歌に耳をすます。

この「木」は非常に胸打たれる演奏でした。

豊中混声という大樹が立つ。
まるで、苗木たちを守っているかのように
そして木の有り様を自らが苗木たちに示しているかのよう。

音楽の密度がさらに増し、メッセージ性を帯びていく。
具体的には、合唱団の中低音の密度が増した、
決然としたサウンドの演奏。

胸を打たれ、心が熱くなり。。。


4曲目「木を植える」、メモにはもう「すばらしいね」と
一言しか書いてありません(笑)。
強いメッセージ性を持つ、熱い歌・・・。


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ここで休憩となりました。

ここまで聴かせていただいて胸も熱くなって感動して、
もうすでにお腹いっぱい状態ではあったのですが
あと2ステージ、何となくやたらと濃そうなステージが残ってる(笑)。
休憩時間、席を立たずにずっと座っていたのですが
あとの事を考えれば、ロビーに出るべきでしたね(苦笑)。

という事でつづきます。


(つづく)


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