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全国コンクール2011あーだったこーだった(その9・東京工業大学混声合唱団コール・クライネス)


もう2月ですね(涙)。

倉敷在住のweb文通相手さまは、blogにこんな事を書かれてますよ。。。


   もう「全国大会あれこれ」とかMIWO感想とか上げても

   非常に時期遅れですよねえ。



・・・えぇそうですねぇ、時期遅れですねぇ。。(*_*)


だんだんとすべてが記憶の彼方へ去り、
残っている記憶にだんだんと輝きが付加されているような気がする今日この頃。
という事で、忘れた頃の連載ものになりつつある感想シリーズですが
忘れた頃に更新。。


13.東京工業大学混声合唱団コール・クライネス(混声161)
(G4 / F.Martin “Mass for Double Choir” より “Credo”)


クライネス、昔と比べると猛烈に進化した団体と言えます。
「昔」というのは、15~25年ぐらい前ですが。。
大人数の演奏の中に力強さだけでは無い、繊細さとサウンドの美しさを獲得したのは
15年前ぐらいからでしょうか?外野の思う何となく・・・の年月ですが。。

それと「あれやこれや」にも書きましたが、クライネスは学指揮さんでの演奏なのですよね。
去年と同じ方が指揮されるという事で、これはまた凄い話です。

一般部門の団体と対抗出来るとしたら、まずはクライネス、関学グリーあたりなのでしょうね。
今年は聴いてないけど、金城大グリーもここに入ってくるでしょう。
まぁそれは、こことは別の話。。


さて感想です、課題曲。

あなたは愛される・・・

まるで美しい音の洪水のように、ステージから言葉が溢れ出てきた。

曲を通してフレーズの絡みが美しくて、こちらの集中力を惹き付けるだけの音楽を作っている。。

これだけの人数で音が空間に消えゆく様を表現されたら、

どの団体もかなわない・・・と思わせられる、圧倒的な音楽。

そして同時に思ったのは、

言葉に対する向き合い方がどこかクールに感じられる事。

この点はもう少しだけ向き合ってて欲しかった。

単純に書けば

一番最初の「あなたは愛される・・・」という言葉と

曲の一番最後に出てくる「愛される」という言葉とでは

その言葉の燃焼度が違うと思われるのです。

その感情の高まりを作らずに演奏しているようにも聴こえました。

ステージから溢れ出てくるような、

包容力の高い美しいサウンドと、どこか静かな煌めきを持つ言葉たち。

ユラリと音が流れながら、客席の空間へ音が消えていくさまは

非常に素晴らしかった。


自由曲。

個人的な話で恐縮ですが、この曲、昨年末歌ったんですよ。。

クライネスの演奏を聴いた後、「これを1ヶ月後に歌うんだよなぁ・・・?」と思った。
(その懸念は的中したのですが、これもまた別の話・涙)

名曲をこれほどまでスケール感大きく演奏出来るのはクライネスならでは、です。

そして、音の流れが美しく重なり合っていく。

分厚い音の層が幾重にも重なり合いながら躍動していく「姿」

そしてフィナーレのフレーズをためた圧倒的な重量感は

まさに圧巻!

これだけの人数が1つの方向を向いて

これほどまでに奥行きのある演奏をするのは本当に大変でしょうに

それを成し遂げるだけの指揮者の音楽性と、

歌い手の強い意思を感じさせられたのです。


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大学合唱団最高峰ともいえる演奏を、
関学グリー・クライネスと2団体続けて聞く事が出来ました。
ちょっとゼイタクですね。(^-^;;
結果に関してはわたしはほとんど興味がないのですが(笑)
この2団体がめでたく?シード権を獲得して
今年も全国コンクールに登場します。

どんな曲を演奏するのか?とても楽しみです。


時々blogに登場する「超熱い男氏」などはこんな事を言っています。

「コンクールの部門のトップを走っている団体の選曲や演奏が

 今後のコンクールのあり様を大きく左右していく自覚を持つべき」


わたしも全くその通り、同感です。


まぁどの団体も、関学グリーの100年超の伝統サウンドの演奏や
クライネスの150人超の選曲が出来る訳がないのですが(笑)
その有り様が周りに大きな影響を与えている事を知っていて欲しいし
他大学も、コンクールに出るからには、その存在を凌駕するだけの
密度の高い音楽を目指して欲しいと思っています。


トップがトップでいる事はとても大切な事だと感じています。


(つづく)


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