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全国コンクール2011あーだったこーだった(その7・関西学院グリークラブ)


さて、「あーだったこーだった」の方も先に進まないと
あっという間に記憶が「忘却の門をくぐり、すべてはみな美しい・・・」状態になってしまう。
という事で、続きます。関学グリー。


12.関西学院グリークラブ(男声77)
(M3 / 高嶋みどり 「青いメッセージ」 より 「ごびらっふの独白」)


コンクール前の「あれやこれや」の時に、
今風に言えば「胸熱」(笑)な文章を書いたのだけど
その期待は全く裏切られる事はなかった。やはり関学グリーは関学グリー。
偉大です。

グリーメンがステージに登場、盛大な拍手!
そして広瀬先生とピアノの前田先生が登場。
もうそれだけでわたしは勝手にこみ上げて来て(汗)。

メンバーはステージの山台から前に出て来て、
ステージ全体に広がるように並びました。

課題曲。
あの「風蓮湖」の出だしの「ひゅうー」という歌詞、
その最初の子音の無声音っぽい扱いをした「Hy」だけで、
わたしはもう突風に吹かれてどこかへ連れていかれてしまった。
あの切り裂くような歌い口、見事。

話は少し変わりますが、
一般B部門が終わった後の「史上かつてない2次会」後の3次会、
たしか午前4時ぐらいにわたしは居酒屋を出たのですが
その時の青森駅前は、西日本人には経験のした事のない、
切り裂くような強く鋭く冷たい雪交じりの突風でした。
(きっと今はもっと寒いのだと思うのですが・・・)
これを経験したら、なるほど、凍傷になるぐらいの厳しさが音に必要なのだろうと。
なんせ「流氷の海」からやってくる「大地の叫び」ですから。

曲が進むにつれて、どこかハスキーっぽいサウンドが感じられて
(わたしが前に座り過ぎなのだろうか?笑)
母音の音色の扱いが荒く感じる部分が感じられました。ここは少し気になった。
「黒々とハシブトガラス」とかのu・o母音には更に深い音色が欲しいところです。
しかし、音の持つ躍動感やエネルギー感は、この曲に絶対に必要なものです。
それが関学グリーの音楽の中にはあった。よかった。

それはなぜかというと、この曲は
「うずくまる黒いハシブトカラス」と「大空を舞うオオハクチョウ」の対比。
たゆまぬ努力と自らに厳しくありたいと願う心をこそ尊いとする、
高田作品の持つ精神の真骨頂でもあります。
「水のいのち」の「みずたまり」の理念と等しい。

そして関学グリーの演奏は、どちらかというとその対比というよりも
雄大な北の大地とどこまでも激しい自然の音を表現しているかのよう。
荒々しくもダイナミックなサウンド感で曲を作り上げ
また曲を手中にしているからこその流れも感じさせられる。
わたしは、納得のいく演奏だったと感じました。


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ありゃー長くなった。ので、続きはまた次回。
次は「ごびらっふ」ですね。。


(つづく)


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