TOPEssay ≫ 本当に大切なものは簡単に手に入れちゃいけない

本当に大切なものは簡単に手に入れちゃいけない


いきなりだけれども、
わたしもけっこう歳を重ねてきたような気がする。


気分はずっと若いままのつもりなのだけど
最近はさすがに、若者たちと戯れて遊ぶ(合唱する)という機会がずいぶんと減った。
世代も違うし感覚もずいぶんと違うだろうし
きっと「今の若い者たちは・・・」とすぐ言ってしまいそうだし(笑)
でも年長者があまり出しゃばらない方がいいと思うので
戯れて遊ぶ機会が減ってもしょうがないかな・・・と思っていた。


つい最近、若者たちと合唱の合宿をする機会があって
20人弱の若者たちの中に入ってみると、
もちろんわたしが大学生の頃だった25年前とは会話の内容は違うけれども
昔と変わらない屈託のない気持ち、会話、そして笑顔があった。
若い世代は表面的な付き合いをしているように見える場合が多いのだけど
全くそんな雰囲気もなく、実に気持ちが良かった。


懐かしかった。


今も昔も若者たちそのものは、何も変わってないんだと思う。


思い返してみれば、それほど深い付き合いをしていない同学年先輩後輩とは
わたしだって表面的な付き合いをしていたような気がするし(爆)
自分が大学生だった頃、インターネットとパソコンと携帯電話があれば
きっとのめり込んで破滅していたヤツが1人ぐらいはいたのではないか?
#すでに、ゲームとマンガで持ち崩しているヤツはいた(笑)。

今の若者たちだって、インターネットとパソコンと携帯電話が消滅したら
何かを伝えたい時には、きっと一生懸命相手と会話をするだろう。


そうか、何も変わってないんだ・・・と安堵すると同時に
圧倒的に変わってしまっている事が1つだけあった。


それは、先輩が後輩に語る時間(機会)がほとんど無いという事。


その語る内容がどんなに有益でも無益でも、そんな事は関係がなくて
年長者が若者たちにコミュニケーションする、何かを伝える、想いを語る。
そういった作業を、時間をかけて先輩たちが後輩たちにほとんどしていない。

わたしもいろんな事を先輩たちから、時間をかけて受け取ってきたつもりです。
飲み会での先輩たちのクダラナイ醜態や(すみません)、
恋愛の悩みや浮かれ具合(すみません)、
ひたむきに歌う先輩たちの姿、
そして何よりも、合唱について情熱的に語る先輩たちの姿。


それは、人と人とがじっくり向かい合って話をする事でしか
きっと伝えられない。


しかし、こちらが伝えようとしたってなかなか伝わらない。。。


でも、それでいいんだと思います。
本当に大切な事は、簡単に伝えられない。
メールで伝えられる事はきっと、本当に大切な事じゃない。


本当に大切な事だからこそ、簡単に伝えられないのだろうし
それをすべて説明出来る手間暇があって初めて、本当に大切な事が伝えられるのだと思う。
だからきっと語る内容が大切なんじゃなくて(笑)
そこにどれだけ時間を使って、労力と想いを込める事が出来るか?
という事なのだと思うのです。


本当に大切なものは簡単に手に入れちゃいけない。
時間をかけて、じっくりと向き合うものなのだと。
そして、その時間こそが大切なのだと。



・・・そんな事を思いながら
久しぶりに若者たちと気持ちよく戯れて飲み、
そのあと気持ち悪くなって全然寝れませんでしたとさ(涙)。



スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL