TOPMusic ≫ 全国コンクールの感想2010(その26・ホントにラスト!!)

全国コンクールの感想2010(その26・ホントにラスト!!)


今回で絶対終わります!

「まくら」は無しで本題!!


16 MODOKI(混声50)
(G2 / 石井歓 「風紋」 より 「あなたは風」 / 「風紋」)



課題曲。

この演奏は本当に見事な演奏で、具体的に書けば

重層的に重なり合っているフレーズ、それぞれ1つ1つが十分に歌い動きながら

次のパートへしっかりとエネルギーが受け渡されていて

また少しずつエネルギーを帯びながら、13小節の力強く密度高いAs(主音)にまで

ナチュラルに積み重なっている事。

また、その最高潮の部分から次のセクションの始まりのテノールへ

ポリフォニーの綾を作ってエネルギーを失うことなく

弱音の世界を作り切って受け渡している事。


そこからも、こういったフレーズの綾とエネルギーの受け渡し、

力を帯びるサウンドと輝き・・・という「出し入れ」を繰り返しながら

Amenまで到達している。この重層的な部分が本当に素晴らしい。

美しい宝石を随所に散りばめてあるようなポリフォニー。


しかし、1つだけ難癖を付けるとすれば(汗)
この曲を演奏としては、音が温かすぎるような気がした事。
MODOKIは、もともと燃え盛る炎のようなサウンド感を持っている団体だから
ちょっとお門違いかもしれないが・・・でもわたしは出来ると思うんです。
氷のような冷たい美しさを持ったサウンド感で、重層的に美しく歌われる演奏。


そして自由曲で一気に熱風が吹き荒れる・・・。



自由曲。

20年ぐらい前(福岡サンパレス)、指揮者の山本さんの指揮で
佐賀大学混声合唱団コーロ・カンフォーラがこの2曲の自由曲を演奏しました。
わたしはその時、下手袖でその演奏を聴いていた。
その時の記憶がよみがえってきました。
そう、あの時もあぁ上手い・・・と思ったんだ・・・。

あの時は今よりも直線的な演奏だったと思うのだけど
その時と変わらないものが1つあって
それは突破力。


ステージから客席へドンッ!と吹きつける熱風。


アルト主導で始まる熱い鼓動のリズム、
その高まった脈拍に、男と女の息吹が強く絡まっていく。
砂丘の呼びかけに熱い風が覆いかぶさる。
音が絡まり、ひとつになっていく。


うぅ・・・いやらしい・・・(笑)


しかし、その原始的な息吹のようなリズムの渦、
生命力あふれる音楽が、熱く吹き抜けていく。


この「風紋」という曲はそこが最大のポイントなのであって
リズムが生命感を帯びていないと全く意味をなさない。
フォルテでリズミカルに演奏しても、何も感じないのです。


毎回思うのだけど、彼らの演奏には
自分たちの生き様を音に刻みつけて聴き手に突き付けてくるところがある。
その実直な部分が、聴き手を逃がしてくれない。


そして、熱い・・・これ以上ない熱さの最弱音で


「風紋」


と歌い、熱き風は静寂の中へと過ぎ去っていったのです。



----


今日は7月9日ですが
明日の7月10日は佐賀県合唱コンクールなのだそうです。
日本で一番早い合唱コンクール。

MODOKIがそこで演奏する前に脱稿したい!
というのが最低限の目標でしたが、一応クリア出来ました。(-_-;;
ここまで感想シリーズを引っ張ると、個人的にわたしの中では、
MODOKIは2年がかりでコンクールをしている感じですが(笑)
ぜひとも今できる最高の演奏をして欲しい、と願っています。


----


今回の感想シリーズ、書き出しは絶好調でしたがすぐに挫折(涙)。
かなりしんどい連載で、今までで最長となりました。
記事は26個しかないのに・・・(涙)
7ヶ月半も続くのはもうカンベン・・・。



・・・とにかく、これでおしまい、ついに脱稿~~~!!!!!



という事で文吾さん、お先に~~♪(え、追いかけてない?笑)



(おしまい)



スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL