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全国コンクールの感想2010(その22)


ボロボロ泣いたりホロリと来たり、胸キュンしたりと忙しい全国コンクール。

次は、そんな中でわたしがもっとも応援している団体が登場しました。

いや、応援している団体はもちろんいっぱいあるんですけど

四国の代表として、そして同じ想いを持っているであろう仲間たち、という事で。


11 徳島男声合唱団「響」(男声38)
(M3 / 信長貴富 「くちびるに歌を」)


おえコラと「響」の演奏曲が丸かぶり、というのは夏ごろに知った話でした。
おえコラはその前の年(2009年)、ついに全国コンクールデビューしたという事で
間違いなく勢いを持っている合唱団。
そして「響」は四国の男声合唱団のみならず、
一般合唱団のリーダー的存在の団体です。

でも、曲がかぶったらそりゃそれでしょうがないし(笑)
「響」なら「響」らしい熱い音楽を聴かせるに違いない!と確信していました。
この年(2010年)は、四国の合唱団にとっては
いろんな事があっていろんな事を思う年でした。
まさに「いなむことのできぬ希望」という言葉を噛みしめる年。
そんな中で「響」メンバーはきっと、
自分たちが「今、ここに」歌っている事を全身で表現するに違いない、と。


そして、その予想は当たった。


スーパーな演奏をした2団体のあとに登場。
わたしはものすごく注目してみていました。
そんな期待の中で、響の面々が登場してくる。
そして指揮者の白神さんが引き締まった表情で登場…。

響メンバーの、そして白神さんの気持ちが見えるようで
わたしは思わずぽろぽろと涙してしまいました。


うぅ、しかしこれは我ながらひどい…まだ演奏するどころか
入場してきただけなのに(苦涙)。


しかしわたしの気持ちは荒波の真っただ中、そんな中で演奏は始まりました。


課題曲。

気持ちのこもった歌声が、ステージから流れ出てきました。

しかしそれは虚心に音楽をとらえている歌声。。

音楽の流れがスムーズで、響らしい熱さも音楽の彩りとなっている。

topテノールが全体のバランスから聴けば少々強いような気がしましたが

逆にわたしはそれにさえ必然性を感じていました。

彼らは、この曲をこのステージでこう歌いたかったのだ、と。

バランスを取って単に上手に歌おうというのでもない、

自分たちがここにいて歌う事、その存在意義をすべてさらけ出して

彼らは彼ら自身の歌で勝負している。

そんな事を肌でビンビンに感じていると

最初から最後まで、もう全く涙が止まりませんでした。

彼らしか決して作りえない、この瞬間の音楽。

何と愛おしい演奏だろう。。。


自由曲。

またしても「くちびるに歌を」です。

でもそれは全く気にならない。

なぜなら、それは「響」だけの歌だから。

おえコラと比較すれば、ちょうど半分の人数です。

でもそんなの全く気にならない。


彼らは本当に熱いハートを持つメンバーです。

そしてたくさんの想いを込めて「くちびるに歌を」と歌う。

彼らの背負ってきたものの重さが、彼らの歌に力を与えている。

気持ちの熱さが、音に乗り移り聴き手の心を打つ。

今この瞬間に、

自分たちがここに立っている存在をすべて賭けて

「くちびるに歌を」と歌う彼ら。

その強いメッセージが、こんなにも心地よく美しいものなのか。


音が熱い。



くちびるに歌を持て。

心に太陽を持て。

人のためにも言葉を持て。

そしてこう語りかけよう。



この言葉の、そして歌の持つメッセージを

正面切って語るだけの説得力を

徳島男声合唱団「響」は持っていたのです。


全力を尽くした演奏が終わった瞬間、またしても拍手の嵐。。。


わたしの席の後ろから


「おえコラの演奏も良かったけどここもいいね!」


という会話が耳に入ってくる。。。


本当にうれしかった!!!!!!



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そんな「くちびるに歌を」を聴いている間、

わたしはすべて号泣状態でした。

びっくりするぐらい大きな拍手が鳴りだして

その後ろからの会話が聞こえてきた頃には

もう号泣から「嗚咽」に変わり始めていて

もうとてもとても「静かに」音楽を聴ける状態ではなくなっていました。

どんだけ泣いてるんでしょう、おれって。。。

「響」が退場している最中に席を立ち、

上手袖からロビーへ戻ってくる「響」を出待ちし

どうしてもわたしは、この強く感動した気持ちを

「響」メンバーに、そして白神さんに伝えたかった。。。

本当に、みんな素晴らしかったよ!!!!


結局、ボロ泣きしたまま「響」の写真撮影にまで引っ付いて行き

そこでおえコラ指揮者の山脇さんとも会って

今度はおえコラからもらった感動の話を一方的にして(すみません…)

また白神さんに「響」からもらった感動の話をして(すみません…)


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しかし、そういうしているうちに・・・。

「響」のあとの2団体の演奏は聴けませんでした。。。
エピス、豊混2団体の皆様、本当にごめんなさい。
でもあの時に席に残っているのは、物理的にムリでした。
すみません。。。


という事で次は、涙を拭いて席に戻った「創価学会しなの合唱団」となります。


(つづく)


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