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全国コンクールの感想2010(その19)


イントロダクションで終わってしまった前回の続きです。
前回を読まれてない方は、まず「その18」からどうぞ。


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9 合唱団お江戸コラリアーず(男声77)
(M3 / 信長貴富 「くちびるに歌を」)


今回座った席はど真ん中の前から5列目か6列目か・・・
記憶が定かではありませんが、とにかくかぶり付きのような場所でした。
そうなると、次から次から出てくる合唱団の心理状況がよく判る気がしました。
緊張でピリピリしている団体、逆に緊張をおしこめている団体、
気合入りまくりの団体・・・などなど。

おえコラがステージに登場した時、そのどれでも無かったような気がしました。
あえて書けば、一丁やったろうかい?!というような感じ?
というか、客席に対してステージから窓が開いているような
ステージが客席にコンタクトを取っているような、
何とも言えない解放感のような・・・??
上手く書けませんが。。。


課題曲。このシニカルな詩の内容を音としてどう表現するか?
1つの解決方法を見たような気がしました。
ポルタメントっぽい部分を作り、フレーズは硬直する事無く常に弧を描き、
また声を鳴らし過ぎず、あくまでも「語り」としての表現を。

そういえば、こんなに間近でおえコラを聴いた事が無かったので
(いつもは2階席で聴いていたんだった・汗)
当然荒っぽさも感じますが、そんな事よりも(笑)
感覚から噴き出すように音が語られて、
言葉が言葉としての重みと呼吸を帯びていた。

うーん、なんかやられたちゅーか、すごい。
弱音で聴き手を惹きつけ、そしてラストに虚無の空間を演出。
文句なく素晴らしい。
緻密に作ってあるけど実に大胆な表現。


そう、この「大胆!」な部分が、以前聴かせていただいた時と大きく違う部分で
おそらく自分たち的には、以前とそんなに変化は無いのだと思いますが(笑)
どこか音楽が吹っ切れているというか、合唱団が「表現する事を純粋に求めている」というか
素晴らしくポジティブな音楽を聴かせたのです。


あとから考えれば、この課題曲と自由曲はセットで考えられているし
自由曲の素晴らしい音楽が、今回のおえコラの演奏に大きなエネルギーを与えていた。
そしてそのエネルギーを正面から受け止めて、
自分たち自身の音楽として昇華させていたのだ、と。


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という事で、またまた長くなってしまったので続きます。
こんなに書くから連載が長くなるんだが・・・(涙)。


(つづく)


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