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全国コンクールの感想2010(その16)


もう6月ですよ、早いですねぇ。もうすぐ今年も半分という事で、
感想シリーズも半分は過ぎているんですが・・・むむ。

人さまの団体の感想をwebに書くというのはなかなか難しいもので
自分が感じた事をそのまま書くという作業がそもそも難しい。
全国コンクールレベルになると「上手い」「ヘタだ」という尺度がそもそも使えないし(苦笑)
「気に入った」「気に入らない」という尺度も感想としては使えない。(-_-;;

上手な団体だらけの中で、どの部分をどんな風に良いと思ったのか
それはなぜなのか・・・というところまで突き詰めて書ければいいのでしょうけど
「感覚の文字化」という作業はなかなか手ごわいのです。

その上に、記憶の風化とも戦いつつ。


・・・言い訳はこれぐらいにして(涙)続きを書きます。


まず申し訳ない事に、次の1団体は聴けてません。はまゆうさん。


わたしの友人の関係者にはまゆうメンバーの方がいらっしゃるようで
3年連続全国コンクール出場をとても喜んでらっしゃったそうです。
素晴らしいですね。



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5 小田原少年少女合唱隊(女声38)
(F1 / Kodaly “Esti dal”(夕べの歌) 間宮芳生 “Ate Netsik”(気をつけろ あざらし君))


いつもアラカルトステージのような、上手で聴いて楽しいステージを作る桑原先生の団体。
少年少女合唱隊の演奏だと、それプラス「天使の声」なのです。
とても楽しみにしていました。

課題曲、緩やかなテンポ感で真っ直ぐに、伸びやかに歌いだされました。
子供の声のサウンド感は、聴いているだけで幸せになるというか
素敵な気持ちでいっぱいになりますが、実に音楽的な仕上がりでビックリです。
フレーズの膨らませ方やパートの重ね方、パレストリーナの穏やかな音楽の流れの中で
密度の濃い音楽に仕上がっていました。すごい。
ちょっとだけ気になったのは、もう少し合唱団メンバーの表情が豊かだったら
更に伸びやかになったんだろうなぁ…というぐらいでしょうか。
・・・まるで難癖のような話だ・・・。(^-^;;

とにかく、とても幸せな気分!!

自由曲1曲目。
穏やかなハーモニーが重ねられ、ゆったりとソロが!!
うーーーん、何と静かな歌を歌うのだろう・・・。
これだけの聴衆を前に、こういう自然体の歌を歌えるのは本当にすごい!
バリバリ歌う方が楽なはずなんです。
どっちかと言うと何の飾りの無い、素のままの感覚をそのまま素直に歌にしたような。
ステージの空気が変わりましたもん。すごい!!絶賛!!!

2曲目、アテ・ネツィック。
コンクール前は知らない曲だぁ・・・と思ってたら、ちゃんと音源持ってました(汗)。
宝塚のCDでコールマルベリー、もちろん桑原先生の指揮!
さて今回の本番の演奏は。。。
東欧のリズムをまとったとても楽しい曲!!
思わずほほが緩むというか、ニッコリしてしまう。
子供たちが歌っていると澄んだ声、音楽になるのは当然として
実に音楽とハーモニーの見通しのよい演奏になります。
フレーズの歌唱が厚くなり過ぎないというか。
(たぶんそういう音を作っているのだろうけど)

でもその歌い過ぎちゃわずに緩やかに歌われるバランスさが
実にさりげなく童謡のようなコミカルな楽しさを作り出している。
音楽自体と合唱団のサウンドと演奏のコンセプトがピッタリと合致していて
これも、もう文句なく素晴らしかったです。

当然のように、盛大な拍手!!!!(^O^)


それと毎回書いているような気もしますが(笑)
こういう年少時に素晴らしい指導者と音楽にめぐり合うのはとてもうらやましい。
全国コンクールという場ではあるけれど、コンクールで勝ち抜くという事が大事なんじゃない、
一番大切な「音楽を楽しむ」という事が実践できている事。


この子供たちにとっての合唱は、人生の財産になるのでしょうね。



6 合唱団こぶ(混声46)
(G2 / Dobrogosz “Mass”より “Kyrie” 高田三郎 「争いと平和」 より 「エフラタのベトレヘムよ」)


こぶメンバーのなかに、わたしの仕事のお客様がいらっしゃって(笑)
個人的にもとても気になる団体です。
昨年の自由曲、耕さんの「今年」は名演でした。
賞の評価とかじゃなくて、あの静まり返った会場がそれを証明している。
その静けさとダイナミックなフォルテッシモとの対比が
まさに生きている証明のような演奏でした。

さて今回は2年目という事で、合唱団がどのような表情を見せるのか。

課題曲。もともと「こぶ」はOG合唱団が母体という事で
歌っているメンバーにはとても若い人が多くいます。
しかしベテランの方もしっかりといらっしゃって
OB合唱団にありがちな、コンセプトが同じ過ぎてサウンドが単調・・・
というモノは感じませんでした。
発声的にもアンサンブルも整備されていて、とてもよい演奏!
しかし音楽を自分たちの手中に収めているか?というともう少しかなぁ。。。

ここから更に何か?となると・・・
これは時間がかかってとても難しい話ではありますが
もう合唱団の歴史を重ねていくしかない。

全国コンクールレベルの団体は、音にしてもフレーズにしても美しさと同時に深みを兼ね備えている。
メンバーの音楽経験が自らの実体験となり、それが歌う時の「自分自身の歌」として出てくる。
足りないものがあるとすれば、きっともうそれだけなんだと思います。
いろんな歌を歌って成功したり失敗したりしながら、笑ったり喧嘩したり苦しんだりしながら
自分たちが獲得したものが、自分たち自身の歌なのだろうと。
そのオリジナルの説得力に人は魅せられるのだろうと。

自由曲。1曲目はダイナミックなKyrie。
こういう鮮やかでダイナミックな曲を歌うと非常に上手いです。
メンバー自身も「ノッて」歌っているのがよく判ります。
音に迷いが無いというか、シンプルな歌を音の隅まで歌いきっていた。
カッコイイ演奏でした、まさに快演!!

2曲目、「エフラタのベトレヘムよ」。個人的にも懐かしの曲です。
新潟での全国コンクールで歌ったのが最後でしたねぇ。
この曲は課題曲と同様、何かしらの深さを求められます。
サウンドとしても申し分なく美しく、十分に歌っていたよい演奏です。
若者たちが高田作品の深淵に触れるのは、とても意義ある事だと思うし
作品が求めているサウンドと対峙した過程が演奏からよく聴こえたと思います。

その上で個人的には、この曲は余り美しく歌い過ぎない方が良いとも思いました。
「エフラタのベトレヘムよ」の1曲前の曲がドロドログチャグチャの曲で(笑)
曲が変わると解き放たれたかのように美しいハーモニーが待っている。
しかしこの曲はレチタティーボのような部分もあるし、たぶん「語り」なのですね。
如何に深く、せつせつと語りかけていくか・・・が大切なのだろうと。

ちょびっと厳しい事を書いたような気がしますが
こういう合唱団にとっての挑戦をしながら全国コンクールまで勝ち抜いて演奏出来るのは
合唱団としての素晴らしい財産ですから、指揮者の大山先生の挑戦は成功していると言えます。
何年か先を見越して選曲されているのでしょうね。
また今年、深みを帯びた合唱団のサウンドをもってコンクールに挑戦されるのでしょう。

そもそも、自分たちに足りない部分を勉強しにコンクールに出たりしたら
大多数は県大会か支部大会で撃沈するのであって(笑)何とも羨ましい話です。
楽しみですねぇ~~♪


----


という事で、続きます。



(つづく)



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