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全国コンクールの感想2010(その15)


またまた時間が経ってしまった。。
さすがに今回は辛いです。そりゃそうだ、もう沖縄はとっくに梅雨入りしてますから。。。
でもこの記事の季節は晩秋。。。(ToT)
まさに、記憶を掘り起こす作業。。


2 THE GOUGE(混声45)
(G2 / 松下耕 「鳥のために」 より 「街の歌」)


合唱団の中に知った顔があると、
そこに目が行くのはしょうがないですね。
今回はソロがあるとの事で、顔晴れ!!と。o(^-^)o

課題曲。
ゆるりと雰囲気を持って出たテノール、
しかしアルトとのつなぎの点で、音量がちょっと大きすぎたかな?(^^;;
それらを受けて出てきたソプラノに、わたしはとても感心したのでした。
緩やかにフレーズを歌いながら、ディレクションの目指す先を一切外さず、
最高音のAsへ!これが非常に美しかった!!
まるで、極北の星を目指し続けるのような凛とした音楽。
それを受けるベースのサウンド、もっとソプラノとの密着感が欲しかった!
クレバーなサウンドで歌う事が出来るベースだけに、実に残念。
後半になるにしたがって、歌声に音楽の広がりと落ち着きが溢れ
味わい深い音楽に・・・。
うーん、最後のテノールはまた大きすぎないかなぁ…。

自由曲。
もの哀しさが感じられる冒頭のテーマと
合唱団自体の持つ少しクールなサウンド感が実にマッチした演奏。
耕さんの作品の中に出てくる5度音型には少し空虚感のある音楽を感じるのですが
うつろな5度がかけ合いのように出てくるところに、心の中のさざ波を感じます。
中間部、言葉をたたみかける部分でところどころ言葉が不明瞭な部分があって
うーん、これは言葉を聴きたかった!
これはきっとバックに回るところと、表で聴こえる部分とのバランスなのだと思いました。
tuttiの部分などは、ドキッとするような歌い口、
そして最後のパートソロ、ソプラノソロのフレーズが印象的。


・・・うーん、もっと早く書けばもっと書けたかもしれないけど
ゴメン、これでカンベン!!m(_ _)m


3 ヴォーカルアンサンブル《EST》(混声47)
(G1 / 鈴木輝昭 「リリケ アモローゼ」より 「III / IV / VI」)


昨年のチャンピオンチームの登場という事で
最初から濃い演奏ばかり聴いている気がしました。。。(汗)

課題曲、美しいサウンドが迷い無く伸びやかに・・・。
音が光を帯びていて、まるでマリアを真っ直ぐに照らしていくかのよう。
音楽のつながりもスムーズで、ポリフォニーの受け渡しも鮮やか。
実に完成度の高い演奏、乱れがまるでありません。(@_@;;
しかも、Bグループの人数ですから厚みのある光のサウンドなのです。

うーん、圧倒的な演奏だ。
どうやってこの人数をここまでまとめるのだろう・・・。

自由曲。
うーん・・・そもそも曲を知らないから表層的な感想になってしまいます。
1曲目、冒頭部分から続く男声の歌?はため息でしょうか?
きっと音程があるからだと思ったのですが、もう少し変化があった方がよいような。
それにしてもアルトの語りの威圧感との対比が面白い。
2曲目、3曲目、これも演奏に隙が無いというか・・・。
演奏の精緻さを詰めてきたのを感じました。
声の持つ輝かしいエネルギーと音の躍動感!
これも圧倒的な演奏!!
さすが国際コンクールを経てきた合唱団です。

ここに至るまでの凄まじい努力と、
合唱団に対する誇りを演奏から感じました。
本番の演奏からは「合唱団の有り様が見えてくる」といつも思うのですが
ESTからは「誇り」が見えてくるような気がする。
これは他の合唱団からは感じないものです。


ESTはこれからどういう方向へ進むのでしょう。
今回と前回の選曲は硬派路線でしたが、
その前2回は魅せて聴かせてという演奏でした。
そういう熱はきっと全国へ広がっている。
全国コンクールへ出てくる団体のパフォーマンスは、
今後の合唱界の進む方向性を左右しますから注目です。


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うーん、もう少し踏み込んだ事が書けたかもしれないのに・・・。
ちょっと悔やまれるなぁ。。。


(つづく)


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Comment

編集
 過分のお言葉ありがとうございます。今年のコンクールは鈴木作品から離れ、ウィテカーの日本未演の作品を演奏する予定です。私どもはたぶん日本でウィテカー作品を初めて演奏した団体だと思います。(2003年のWater night) 原点回帰ですね。パフォーマンスも少し入るかも、です。
2011年05月20日(Fri) 01:15












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