東日本大震災は、
日本の歴史の中の転換点として刻まれるような、巨大な天変地異です。
わたしには何となく今回の出来事で
日本人のメンタリティが大きく変化したような気がしています。
強い団結心、譲り合う心、敬う気持ちなどなど、
今回の出来事で多くの日本人の良さをたくさん確認出来たのですが
しかし多くの人が抱えているであろう、この鬱々とした気持ちは
それぞれの人がその現実を受け入れようとしている過程だと思っています。
昨日も「生さだ」を見ましたが
最初から最後まで、さだまさしが盛んにボヤいていたように
何だか元気が出ないけど元気出そうぜ!と言いつつ、元気が無い(笑)。
被災してないところに住む日本人はみんな、おんなじ気持ちなんだろうな。
力強く前に進みたい、でも自分だけ進んじゃっていいの?(いいんだけど・苦笑)
という、何とももどかしい気持ち。。。
合唱界においても震災の影響は大きいですが
心理的な部分においても、きっとこの影響は大きいでしょう。
例えば、それは「選曲」などの面でも。
平時においても宗教曲を選ぶ事は多いですが、
震災後は特別な思いを込めざるを得ない。
そして、その逆のベクトルの曲(希望を歌う曲)などにも
平時では感じ得ないような事を思い、歌っていくのかな。。。
しかしこういう逡巡も、
立ち直ろうとする過程の1現象。
自分のやれる事をやっていくしかないのは
実は平時だろうが非常時だろうが、まったく変わらないのですね。
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