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全国コンクールの感想2010(その8)


…いかんなぁ、こんなペースで書いていては
完結するのが次のコンクールシーズンになってしまう(苦笑)。

もう少し頑張って書こうとは思っていますが
どうもタイピングが進まないというか…ムズカシイ。。


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4 女声合唱団ソレイユ(女声24)
(F3 / Caplet “Inscriptions Champetres”)


わたしの勝手な決め付けですが(笑)
日本最強の女声合唱団はここ、「ソレイユ」ではないか?と。
何しろとにかく技術的に上手い!!というのは誰もが認めるところですが
この合唱団は、歌心がある。そして音楽を心から楽しむ事を知っている。

昨年3月に行われた、今や伝説の巨大合唱イベント「コーラスガーデン」
あの並み居る合唱猛者団体だらけ…という中の、先陣を切って登場したのがソレイユ。
今や大流行のチルコット作曲「A Little Jazz Mass」を歌ったと思ったら
今度はくねりクネリとノリノリの踊りを始めたのは、余りにも忘れ難い。

ちなみに、コーラスガーデン時のソレイユの感想はコチラ

課題曲。
伸びやかで音の深みがあり、そして涼やかな歌声。
この合唱団の凛としたサウンド感が、曲の静寂と抒情性に見事に合っている…。
…この演奏に何か書くなんて、もう難癖以外の何モノでもないでしょ?(笑)
とにかく音像が実にクリアで、緩やかに推移する音楽に聞き入りました。
素晴らしい。

自由曲。
何というか、こういう静かな音像が緩やかに流れていく超難しい曲を歌って
ここまで聴かせられるのは、ソレイユしかないんじゃないか?
わたし個人は初めて聴く曲だし、プログラムの解説以外に手掛かりは無いし
かと言って、演奏が静かだから寝ちゃいそう…(すみませんっ!)という事も無く
最後まで切れない集中力に、こちらも最後まで聴き続けました。
超絶技巧も楽にできるであろうこの団体が、穏やかな演奏を繰り広げて
あの超激戦区「九州A」を抜けてくるのだから、恐るべしです。

演奏を聴くといつも思うのは、
音楽の向こう側に、どのような活動をしているか?とか演奏者の想い、
合唱団の有り様が見えてくるような気がします。

このソレイユの演奏を聴いて思ったのは、
これだけ集中力を切らさず音楽を続けられるには
合唱団自体の魅力、指揮者の魅力、練習自体への魅力、
いろんなものが含まれているように感じました。
…そう、たくさんの「魅力」を感じた。

すごい事です。。。



5 合唱団まい(混声22)
(G2 / 萩原英彦「光る砂漠」より 「早春」 「ほたるは星になった」)


最近ご一緒させていただく事が多かったし、いろいろとお世話になっているしm(_ _)m
とはいえ、感想は感想…という事で(汗)。

課題曲。
この“O magnum mysterium”という曲で、
わたしが今回演奏を聴いた中でもっとも納得いった演奏。
素晴らしい演奏を聴くと、「この曲良い曲なんだ…」って思ってしまう。
この演奏がまさにそうでした。
あまりゴチャゴチャ書くと感動が薄れそうなのでシンプルに書くと

ステージ上で目に見えないやり取りが絶え間なく行われている、
まるで「弦楽四重奏曲」を聴いているかのような演奏


でした。
それらがすべて、自然なやり取りの中で歌われている。

自由曲。
「光る砂漠」で全国コンクール出場する…なんて事が出来るのか…。
という、ある意味奇跡のステージ。
ピアノの大屋根(フタの事です)を全開にして…すごい。

「攻めますっ!!」

って、ビジュアルでも宣言している(笑)。
ピアノが活躍する曲だから、それを前面に押し出している。
しかし前の方の席で聴いていたわたしにとっては、
内声が何人か「人食」してしまったのが少々残念でした。
課題曲の時とバランスが少し変わった。
もちろん、2階席にはちゃんと聴こえているのですが。

そこで思った感想。
「光る砂漠」をこの人数でアンサンブル感いっぱいに歌われると、
音楽が「1つの小宇宙」となるのですね。
青年の繊細な心の揺らぎの詩が、繊細なままに美しく昇華していった。

小さな想いが小さな想いのまま
1つの音楽となって大きなホールへ広がっていく不思議。

でもその音楽はあくまでも、一人の青年の心の中の小宇宙。



「光る砂漠」は本当によい曲だ。


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うーん、このペースで書き続けられるのか?(ムリ)
どこかで不義理をする団体が出てきそう…。
というか、そもそも聞いていない団体がありますんで
その団体の皆様はゴメンナサイ…という事で。。。


(つづく)




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