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全国コンクールの感想2010(その2)


日付を超えて書き始めました。
少しでも進んでおいた方が、後々楽になるし。。。
という事で続きです。


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2 新潟大学合唱団(混声38)
(G3 / Orban Gyorgy “Veni Creator Spiritus / Nunc Dimittis”)


久しぶりに聴く新潟大、少し小ぶりの人数になりましたね。
しかし合唱は人数じゃないので、楽しみに聴き始めました。

課題曲。
持ち味の明るい声が会場に響き渡りました。
余り鳴らしすぎない素直な声の美しさが光ります。
日本語の扱いがところどころ幼くなってしまって、そこがとても残念!
母音の扱いが直線的すぎるのではないか?と感じます。
すでに明るさは十分なので、深みや暗い音、重さ・軽さなど
たくさんの種類の言葉をもっと扱えると
音楽が意味を持ち始めるのではないか?と。

北原白秋の晩年の詩に、
柴田南雄が極めてシンプルな音を付けた…その意味は?
演奏する色のパレットが少ないと、音楽が軽くなってしまう。
曲の中には、いろいろな種類の風が吹いている。
それをもっと表現できたら更によくなったのでは?と感じます。
新潟大の持ち味を十分感じつつも、もう一声!!と言いたいなぁ…。

自由曲。
声の美しさが十分に生かされた秀演。
流れるような音楽がとてもよかったです。
ラテン語の母音の響き方って、日本人には難しいですね。
もちろんわたしも日本人ですから難しいです。(+_+)
ラテン語とカタカナは紙一重!
聴いていて、あれれ?と思うようなディクションの部分は気になります。

もう少しだけ、音楽にゆとりがあるというか
聴き手に曲の美しさを十分味わさせるようなフレーズ感があった方が
わたしは好きなのですが…。

それにしても、美しい曲です。
決して大曲ではないけれど、こういう作品に取り組めるのは幸せですね。


3 島根大学混声合唱団(混声28)
(G1 / 鈴木輝昭「はだか」より「むかしむかし」「はだか」)


プログラムによると、12年ぶりの出場だそうです。
すごいですね~…というか、そんなに経ってたかな??
そして、合唱団が出てきてビックリ。
指揮者の浜崎先生は斐川西中の先生です。
いつから指導されているのでしょう?HPには情報が無いので判りませんが…。

課題曲。
まっすぐに延びるきれいな発声。
いやーこれでどうして今まで支部コンクールを抜けられなかったのか??
全体的にまっすぐな声で音楽を作って行きます。
時々ピッチが怪しかったり、男声に少し浅さを感じるものの
全体的なバランスは問題なく聴けた気がします。
ただ、パート同士の絡みというか、ポリフォニーの面白さはもっと感じたいところです。
自分のフレーズを歌いながら、並走するパートと一体感を作り出したり
次に出るパートにバトンを渡すようなフレーズ感を作るのが
この時代の作品の「肝」ではなかろうか?

自由曲。
個人的には懐かしの(笑)「はだか」です。久しぶりに聴いたなぁ~。
歌詞を細かく覚えていた訳じゃありませんが、
とにかく言葉がよく判ってよかったです。
だからかな?聴いていて何だか恥ずかしくなっちゃいました(笑)。
「きゅうにはだかになりたくなった~♪」
と女声に歌われると、ハハハ…。>アホ

以下は余計なお世話な話ですが
これは大学生が歌うには少々若すぎる歌だと思います。
大学生がはだかになったら、そりゃきっと違う話…
もっとナマメカシイ話になるでしょ?(爆)
…ホントに余計なお世話ですが…。

技術的な事は余り気になりませんでしたが2つだけ。
「そして」という言葉の「し」は、無声音の処理を入れた方が
言葉として聴きやすくなるという事と、
拍子感を聴かせすぎるとフレーズが流れなくなるというか
もっとフレーズ感が出た方が、聴き手に音楽が迫れるような気がします。

懐かしいようなせつないような、ドキドキする言葉と音。
とても楽しくホッコリしながら聴く事が出来ました。
いやー、良い演奏だったと思います!


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という事で今日はここまで。
ちなみに、大学部門で聴けたのは8番目「関西学院グリークラブ」まででした。
エースクワイアを聴きたかったんですが…「諸事情」がありまして。。。


(つづく)


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