TOPMusic ≫ 「コンクール出場団体あれやこれや2010」(その7・ラスト!)

「コンクール出場団体あれやこれや2010」(その7・ラスト!)


さあ、顔晴って書くぞ!!!


----


7 住友金属混声合唱団(混声77)
(G2 / J.Karai “Stabat Mater”)

もう何十年も(と言ってもいいですよね)職場の部に君臨する合唱団です。
社長さんがメンバー、というのは今もそうなのでしょうか?(よく知らない…すみません)

辻正行先生が時々言っていた事に
「世間では『10年ひと昔』というけど、合唱界は違うんだよね。
 合唱界では『2年ひと昔』なんだよねぇ~」
という話がありました。
今はもうコンクールに出ていませんが、
日本の合唱界に君臨していた「合唱団京都エコー」
もうその名前を知らない若い世代が多くいるのかもしれない。
浅井理事長が指揮をしている京都エコーは、余りに圧倒的だった。
ほとんどどこの団体も、エコーを超える事は出来なかった。。。

しかし、その京都エコーを知らなくても、
そのサウンド感は「住友金属混声合唱団」がしっかりと持ち続けている。
いつまでも輝き続けてほしい合唱団です。

課題曲はG2、ヴィレット。
厚みを持ったサウンドのうねりが聴こえそうな予感。。。
ハーモニーの繊細さをどこまで表現できるか?が気になります。
自由曲は、カライのStabat Mater。九大混声が選んでましたね。
ダイナミックな極めて熱っぽい部分と、空気が止まるような緊張感の対比を感じる
凄い演奏が聴けそうな気がします。

合唱団の力を維持するのは大変です。
トップに立つ者しか、その気持ちは判らないかもしれません。
そういう点でも、住金はトップアスリートな団体なのですね。


8 みちのく銀行男声合唱団(男声13)
(M4 / 新実徳英「花に寄せて」より「たんぽぽ」 廣瀬量平「五つのラメント」より「天のベンチ」)

東北支部、「きびたき」に続く登場は、みちのく銀行男声合唱団。
間違いでなければ、1984年の第37回大会以来、26年ぶりの出場です。
13人という陣容ですが、東北電力を破っての出場ですから、とても興味があります。
M4と自由曲1曲目の「花に寄せて」、これは男声合唱で聴くと泣けるんですよね。。。。
自由曲2曲目は「五つのラメント」!!
透き通るような響きが、音像空間の高さを感じさせる名曲です。
あぁ聴きたい…。


……ところで。
「みちのく銀行」と聞いて何か思い出した人はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?
わたしはすぐに、ピーンと来ました。


みちのく銀行は、
バンクーバー五輪に出場したカーリング女子「チーム青森」、
目黒萌絵元選手の所属企業、
そして現在は青田しのぶ選手が所属しているのですっ!!!(気合)



ひょっとして今回のステージには、
萌絵ちゃんやしのぶさんの上司や同僚の方がいらっしゃるかもしれない。
サインを…いや、それはムリな相談ですが(当たり前だ)
きっとバンクーバー五輪のカーリング女子、vsイギリス戦の手に汗握る攻防を
皆さん仕事そっちのけで見ていたに違いないっ!!!
あれは、日本カーリング史に永遠に残る名勝負だった。。。


・・・はぁはぁはぁはぁ・・・・・・。


ちょっと気持ちが入りすぎています。
一方的に超親近感持ってますんで(笑)、頑張ってください!!
ぜひ、ハウスにカムアラウンドしてダブルテイクアウトしてステイする演奏を!!
(何だそれ・・・?)


9 富士通川崎合唱団(混声22)
(G1 / R.Dubra“Misarere mei” “Ubi caritas”)

4年連続の全国コンクール出場だと思います。
関東支部は「日立製作所日立事業所合唱団」が常連で、
日立コールシステムプラザもいて
支部大会を抜けるのが結構シンドイ支部でしたが
まさに関東支部で気を吐き続けているのが、富士通川崎合唱団。
ありがたい事に、HPもあります。コチラです。

HPを参照すると、合唱団が出来た時期はとても早い!
何と1947年!(驚)すでにその頃から、
コンクール活動を活発にされている意欲的な団体なのですね。

課題曲はビクトリア、何度も書いてますが
美しい旋律とハーモニーを持っていて、でも難しい。。。
音楽が立体的に構築できる演奏を期待しています。
自由曲は、うーん、この曲は聴いた事があるはずなんですが記憶が定かでない。。。
むむむ・・・。。

老舗合唱団というのは、合唱団が経てきた年輪が
必ずサウンドに刻まれています。
それがきっと味わいとなって聴こえてくるはず。
ぜひとも素晴らしい演奏を!


10 福島県庁混声合唱団「きびたき」(混声63)
(G1 / G.P.da Palestrina “Magnificat primi toni”)

「きびたきは、福島県の鳥なんです!」

と、エレベーターに乗る間際に投げかけられた言葉を
毎年のように思い出します。きっとこれは条件反射だ。
言葉を投げかけた主は、安積女子高OGさま。
そりゃー思い入れあるはずです。

パレストリーナを歌うのは何年連続だったか判りませんが
昨年、ラッススを歌ってシード権を獲得!
柔らかく温かさが流れるような演奏をする団体ですから
ラッススの明るい響きが生きたのでしょうか。
とにかく力のある団体です。
合唱王国福島は職場部門も一流です。
そういえばたしか、県知事さんがメンバーだったような?

そして今年はまたパレストリーナを自由曲に選んでいます。
ホント、これが十八番といのでしょうね。
緩やかに流れるポリフォニーの世界が溢れるはず。

課題曲はビクトリア、という事は、スペインとイタリアの同時代の作曲家の競演となります。
ビクトリアには、パレストリーナ的な部分も多く感じますが
スペインならではの明るさというか、陰影のようなものをわたしは少しだけ感じます。
2曲並べて聴くと、きっとその性格の違いがよく判るはず。
楽しみですね。


11 札幌市役所声友会合唱団(混声36)
(G1 / J.BUSTO “Ametsean”)

職場部門の最後を飾るのは、札幌市役所声友会。
この合唱団は長年、北海道銀行とサシの勝負を繰り返しています。
道大会を聴いてないので判りませんが、毎回ギリギリの勝負のはず。
ところが今年は、諸事情により1団体のみの出場だったようです。

課題曲はG1、ホントにこの曲を選ぶ団体が多いですね。
たくさんのビクトリアを聴き続ける訳ですが
そこで印象に残る演奏をするためには、曲の持っている要素をちゃんと掴む必要がある。
それが出来ないと、ペッタリした音の演奏にすぐなってしまう、
まるで合唱団を判別するリトマス試験紙のような曲です。
難しいんですよねぇ。。。
北海道の団体の持つ、凛とした響きのポリフォニーを期待しています。

自由曲は、今年のワークショップで講師に招かれたブストー氏の作品。
北海道のMさん情報によると、ブストー氏がこの曲をワークショップで取り上げたとか。
民謡のような旋律、スピード感あるリズム、ゆったりした部分など
様々な表情を持つ曲なのだそうです。そうそう、ワークショップの時とは少し違って
今回演奏する曲が「完全版」なのだそうですよ。
ぜひ、楽譜をチェックしたいものです。


----


という事で、職場部門全11団体の「あれやこれや」を書き終わりました。
今回書いてみて思ったのは、職場部門は老舗団体が多い事。
味わい深い演奏を聴かせる団体ばかり・・・という事です。

そして裏を返せば、その実力団体老舗団体を打ち破る、
新興勢力が生まれてきていない・・・という事でもある。
昨今の世知辛いご時世、なかなか職場で合唱をしよう・・・とはならないのですね。
そういうわたしだって、会社にいる時にはそういう感じではなかったし。。
また、会社の中での横のつながりや上下関係が、きっと昔ほど密ではないはず。
いろいろな意味で「職場部門」というカテゴリーが難しくなっている。

だからこそ、
全国コンクールまで出場して気を吐いている団体の皆様は
本当に大変な思いをしてステージに立つはずです。
この場に立つ誇りを胸に、音楽を作っていかれるはず。
そんな職場部門の皆様にエールを送りつつ、今年の「あれやこれや」を終わります!!


----


という事で文吾さん、お先に~♪


スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL