TOPMusic ≫ 「コンクール出場団体あれやこれや2010」(その5)

「コンクール出場団体あれやこれや2010」(その5)


大詰めの時期なのに半分も終わらず、
しかも2日も休んでしまった遅れを、何とか取り戻す!!!!

という事で、続きです。


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13 創価大学創大銀嶺合唱団(混声24)
(G3 / 佐藤賢太郎“Missa pro pace”より“Agnus Dei”)


大学部門で一番過酷な競争をしている支部は関西だと思います。
その次は…やっぱり東京でしょう。
横綱のクライネスがシードを逃し、更に激戦区。
他に出ている団体は、早稲田大コール・フリューゲル、立正大グリー、東京家政大フラウエン、
純心女子大、昭和音大、明大グリー。それとクライネス、銀嶺。
過去のチャンピオンチームが3団体、出場経験団体があと3団体、出場枠は2つ。。。
3年ぶりの出場ですが、どんな演奏を聴かせてくれるのか………。


…あれ?


次の都留文と、自由曲がかぶってる~~~(ToT)


という事で、課題曲についてだけ書いて、自由曲はまとめて書こっと♪


銀嶺合唱団を指揮される中館先生は、
明快なバトンさばきでメリハリのある音楽を作られます。
その音楽には力強さと輝きがあると、いつも感じます。
ある意味、渋い表現がもとめられる課題曲だと思うのですが
これをどのように演奏するのかはとても興味があります。


14 都留文科大学合唱団(混声44)
(G1 / 佐藤賢太郎“Missa pro pace”より“Agnus Dei”)


昨年のチャンピオンチーム。
相澤先生の作品を抒情的に美しく演奏した記憶はしっかりと残っています。
昨年も書いたような気がしますが(汗)
2年前の岡山大会の時の「お伽草子」の「浦島太郎」の演奏は
非常に印象に残ってます。曲の新たな表現の奥行きを示した、素晴らしい演奏。

不思議な事に、男女比が極端なアンバランスなのに
演奏を聴いた限りではそれが全く感じられない事。
今年も聴くところによると、男女比はやはりアンバランスなのだそうですが
それを補って余りある演奏だったそうです。楽しみですね。
清水先生のバランス感覚と細かな気配りの行き届いたビクトリアの演奏が楽しみです。


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というところで、2団体分の自由曲。

うーん、コンクールで自由曲が重なる事はあっても
その団体が2つ並んでしまうというのは、どれぐらいの確率なのか?
当然ですが、どちらの団体もやりにくいはずです。
いや、先にやった方が気は楽かもしれませんが(笑)。

近年演奏される事が多くなってきた佐藤賢太郎作品。

もっとも耳をとらえるのは、その美しいハーモニー感覚です。
今回演奏される“Missa pro pace”の“Agnus Dei”は
まるで大空を神秘的に揺らめくオーロラのような美しさ。
ハーモニーは静けさを感じさせ、音楽は少しずつ盛り上がりを見せます。
しかしどんなに盛り上がっても、あくまでも音楽は水平線上にある。
少しずつ音楽の内的な燃焼度を上げていく技術的なコントロールが
非常に強く求められる曲のような気がします。


ここで、「コンクールで演奏される」という視点から離れて考えると
同じ曲を違った切り口で演奏する、というのはクラシックの名曲では当たり前のようにある事です。
今残っているクラシックの名曲たちは、100年以上の年月を超えて
多くの天才たちが音楽の新たな側面を切り出して
何百万の聴衆の耳を通過して、
音源として後世に語り継がれるようになって、
そして、それでもまだ新鮮な魅力を湛えているからこそ、
現代にまで残っている。

今回演奏する2団体は、当然全く違ったアプローチで“Agnus Dei”を演奏すると思うのですが
その奥行きが、音楽そのものの持つ生命力と直結している…とも言えます。
どんな違った切り口で演奏するか?という点でも注目したいし
音楽の新たな側面を発見する場に立ち会う、良い機会であるとも言えます。

音楽自身の持つ「生命力」。
それを表現しつくす合唱団の「努力」。
新たな可能性を発見していく指揮者の「感性」。

せっかく2曲が並んだのですから
今回はそういう切り口で聴いてみるのも良いなぁ…と思っています。


2団体とも、頑張って!!!(^o^)


15 金沢大学合唱団(混声59)
(G2 / E. Whitacre“With a Lily in Your Hand” 松下耕「北へ」より「俵積み唄」)


中部支部の大学合唱団の勢力地図は変わっているのか?
古豪とも言える金沢大が実に安定した音楽を聴かせるようになってきた。
まぁ4年でほとんどが(笑)入れ替わっちゃう大学合唱団ですから
今後はまた違った展開が見られるのかもしれませんが。

前にも書きましたが、金沢大は実に安定感ある演奏を聴かせる。
発声的にも磨かれていて、技術的な点でよいのはもちろんですが
やはり音楽の構成力が優れているのだと思う。
しっかりと地に足を付けた演奏…という印象が、年ごとに強くなってきます。
課題曲、ヴィレットのサウンド感と構成力、どのように表現するでしょうか?

そして自由曲、金沢大はここ何年かは合わせモノでステージを作ります。
1曲目はウィテカー!そして2曲目は耕さん…!
ほぼ同世代の2人の作曲家の作品を並べて聴くと、どのような印象を受けるのか?
ちょっとピンとこない…というのが正直なところ。
だからこそ、どんな「化学変化」を起こすのか、楽しみなのです。


……ところで話変わって、
1年ぐらい前から、金沢大の元学生指揮者さんとお友達になりまして
最近パパになったとの事。女の子ですって♪
おめでとうございますっ!!
どうやらデレデレ状態らしく、抱っこしすぎて腰が痛い…とつぶやいておられます。
大丈夫かいな??
夜泣きとかオムツ換えとかミルクとか…あ、それと仕事とか(笑)
本当に大変だと思いますが、顔晴ってくださいっ!!(#^.^#)


…何の話だ?と思われた方、スミマセン。。
でも、ぜひ書きたかったものですから…(爆)。


16 金城学院大学グリークラブ(女声30)
(F3 / D.Maclntyre“Ave Maria” 間宮芳生“Ate netsik”)


3年連続出場の金城学園大学グリークラブ。
昨年は聴けなかったので判りませんが、
密度のある厚みを持った美しいハーモニーには、新鮮さを感じさせられました。

そういえば、全国コンクールに出てくる大学合唱団に同声合唱団は少ないんですよね。
女声合唱では、宮崎学園短大、輪声会。
やはり比率的に混声合唱団のエントリー数が多いのでしょうか?
どうなんでしょう…?

課題曲は露営のともしび。
高嶋作品が好きなわたしとしては、とても楽しみです。
ハーモニーの移り変わりにどのような音の命を込める事が出来るか?
空間の中に消えゆく音、そこに何を感じさる事が出来るか?
単に楽譜通り演奏しても、ちっとも音楽的・抒情的にはなってくれない曲ですから(苦笑)
音に耳を傾ける繊細さが求められる気がします。

自由曲は……、あの、これ何と読むのでしょう?
不勉強ですみません。。
と思ったら、パナムジカ様のHPに片仮名表記が。
「アテ・ネツィック」
だそうですよ。ほほー、アテ・ネツィック、ねぇ…。


……。


これってどういう意味ですか!?そもそも何語ですか?!?(涙)


コンクールのプログラムを楽しみにします(悲)。
皆様もプログラムをご参照ください。m(_ _)m


17 札幌大谷大学輪声会(女声26)
(F3 / J.BUSTO “Magnificat”)


全国コンクール最古参の団体…が輪声会だと思います。たしかそうだったはず。
愛媛大も一応最古参の団体ですが…最近は…くぅぅぅーーー。

短大だったのが4年制大学になり、
そうするとサークルとしての性格も変わるでしょうから
いろいろと大変な事が多いのではないか?と想像します。
それにしても、(音楽科があるとはいえ)短大時代からそのサウンドは維持され
宍戸先生時代の美しい音楽が更に発展している感が強い。
これだけ時代が変わって合唱団のサウンドも変わっていっているのに
驚くべき事だとわたしは思います。
ぜひとも、あの凛とした「輪声会サウンド」を発展させていってほしい、と切に願います。

課題曲は「露営のともしび」。
金城学園大のところでも書きましたが、「聴かせる」のは難しい曲です。
ただ想像するに、あのひんやりした音楽の肌触りは「輪声会サウンド」に合っているような気がします。
いや、実際に聞いてみないと判りませんが、わたしはそう思うのです…。楽しみ~♪

自由曲は、ブストー作曲のMagnificat。
今年のワークショップin札幌では、講師にブストー氏がいらっしゃって
とても盛り上がったようですね。
そこで得たモノがあるのかもしれません。
力量的には何の問題もない合唱団ですから
ぜひとも輪声会らしい素晴らしい演奏を聴かせてほしいと思います。


18 福島大学混声合唱団(混声33)
(G1 / D.Mocnik“Christus est natus” “Regina caeli”)


大学部門のラストは、東北支部の常連団体です。
着実に足元を固めるというか、表面的な部分を作る演奏に走らないところは
さすが合唱王国福島の大学合唱団です。
周りに上手い団体がワンサカいるはずですから
受ける刺激もそんじょそこらの大学合唱団とはけた違いなはず。
その周りの団体同様、ぜひとも音楽的に聴かせる演奏をしてほしいと思います。

課題曲はビクトリア、良い曲ですよね。難しいけど(涙)。
どんな演奏をするのか興味シンシンです。
そして自由曲、うーーん、久しぶりに聴く事になります!モチュニク“Christus est natus”!
今をさかのぼる事6年前ぐらい?北海道のお兄さんお姉さんたちが
この曲の過激な演奏をしておりました。
その時は、東北の雄・会津混声も同じ曲を演奏していたんですが(もちろん超うまいです)
わたしは「北海道のお兄さん」指揮の演奏の、
スピード感とエネルギーの放出度にしびれていました。
これは懐かしい…。

“Regina caeli”も、技術的な難所がたくさんある曲です。
スピード感と言葉さばき、サウンド・ハーモニー。。。
書くとキリがありませんが、若者らしいパワーあふれる演奏が聴きたいものです。
楽しみにしています!!



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という事で、一気に書きました!
大学合唱団18団体の「あれやこれや」はおしまい!!!


続いて職場部門の「あれやこれや」です!!
あと11団体だぁ~!!!(気合)


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Comment

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「アテ・ネツィック」はエスキモーの言葉を使った曲ですね。
最近は演奏を聴く機会が少なくなりましたが、間宮先生の代表作の一つに数えられる作品だと思います。

今年は久しぶりに大学の部を聴くことが出来そうなのですが、好きな曲が多く演奏されるので楽しみです♪
2010年11月17日(Wed) 01:39
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2010年11月18日(Thu) 01:07












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