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史上かつてなく名残り惜しい演奏会(その24)


シェンヌ様のCD、聴いてます。
いやはや、凄い演奏会ですね。
CDのトラックは全部で25。
トラックの中に、上西先生の小噺とかがある訳じゃないので(すみません^^;;)
25曲も演奏している訳です、通常の演奏会と比較しても多めの曲数。
しかもバッハにメンデルスゾーン、ブルックナー、三善晃、松下耕。
全曲が硬派で、合唱コンクールに出してもおかしくない難易度の高さ。
何という完成度の高いコンサートでしょう。

まだまだ聴き込みます~。

という事で、つづき!


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コーラスガーデンでの演奏を聴いて感じた感想は
昨年の全国コンクールの感想の延長上かもしれない。

クール・シェンヌの演奏は、
余計なモノをドンドン削ぎ落としていき、ひたすら真っ直ぐに音楽に肉薄していく。
音楽に流されて演奏者自身が感動するのではなく
演奏者自身がいかに音楽に迫れるか?音楽と同化出来るか?
そこにこそ、喜びを見出しているように感じるのです。


演奏の絶対条件に「感情の発露」を置いていないから
ステージ上のパフォーマンス?としては、一見すると判りにく部分があるのかもしれない。
しかし、そんな事はたぶん演奏に求めていない。

そうやってシェンヌが、真っ直ぐに曲に迫った時に流れ出てくる音楽は
実に強い説得力があります。
むしろ、演奏者が音楽に迫り同化していく事で
そこから初めて喜びが溢れ出てくる。
だから、クール・シェンヌのロマン派作品の演奏は、
内部燃焼度の高い幸福感に満ちている。
(だからひょっとして、曲に迫り切れない時は喜びが溢れ出ないかも??
 あくまでも想像ですが…^^;;)


このストイックな姿勢が、他の団体とは違う強烈な個性です。
わたしにはまるで「仏師が仏像を彫っている」かのように感じます。
…いや、仏像じゃなくてマリア像を彫っている時もあるのですが(笑)。

ひたすらに、1つの像に向かって彫刻刀を動かし続ける。
いちいち外部に感情を発散させる訳じゃないからストイックと感じるのだけど
出てくるサウンドは美しさに溢れている…。
1つ1つの丁寧な作業が、音楽を美しく彫像していく。
作品にすべてが凝縮していく。。


前半3曲の外国語作品、実に美しく聴きました。シェンヌの真骨頂です。
後半3曲の千原作品、これも美しいサウンドでの演奏。
日本語だからでしょうか?外国語作品ほどのストイックな内部燃焼度ではなく
ナチュラルな感動が音楽に込められているのが感じられる。
終曲の「古の君へ」という作品は、若々しさにあふれた作品で
これをシェンヌが演奏すると、余りのサウンドの美しさに
まるで模範演奏を聴いているような気分になってきます。

…なにが「模範」なのか、全く意味不明ですが(笑)。


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「仏師のようだ」とは、自分で書いていて笑ってしまいます。
やっぱり「ガラスの仮面」を読んだ影響を強く受けてるんだな。

わたしも食わず嫌いをしていた部分があるのだけど
「ガラスの仮面」は本当の名作です。
表現する者の1人として、これほど影響を受けるマンガはあるだろうか?
群を抜いています。
読んだことのない人はぜひ!!


…ちょっと話がそれかけたところで、続きます(笑)。


(つづく)


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