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史上かつてなく名残り惜しい演奏会(その19)


はぁ~19回目ですかぁ。
しかしコンサートはまだ半分も終わってない。。。
…いつ終わるんだろう、この連載?(遠い目)


この回でMODOKIの感想は終わりにしたい!
…とは思いますが、書いてみない事にはどうなる事やら…。


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MODOKIの2曲目は、VilletteのO magnum mysterium、
今年のコンクール課題曲じゃないですか。
…早くもこの時期にねぇ。

初めて聴いた曲ですから、まともな感想とは言い難いのですが
これって結構面白い…というか、色彩感が豊かな曲だと感じました。
自分でキーボードを弾いた時は「何じゃこりゃ?」と思って終わったのですが(貧弱)
静かな開始部から徐々に展開し始め、おしゃれなハーモニーも聴かせつつ(だったと思う…)
盛り上がるべきところは盛り上がって…。

MODOKIを聴いていつも思うのは、曲を構造的にとらえるのが上手いというか
どういう風に聞かせたいか?という部分が常に明快なのです。
この曲、ただ楽譜の音符を追っているだけ…と感じさせる演奏だったら
きっと面白くもなんともないはず(苦笑)。

…もっと踏み込んで書いていけば
MODOKIの「ベースパート」が音楽を見えないところで支配している…というか
音楽の根底の部分が意志を持って歌われているから
少々の事では構造的に揺るがないのですね。

…さらに踏み込んで書いていけば(笑)
MODOKIのベースは混声合唱日本一だとわたしは思っていて
というのは、演奏を聴いていてBassパートが遅れて聞こえる、という事が皆無。
普通ベースは、ちゃんと歌ってはいるんだけど(笑)全体で聴くと
音の立ち上がりが少し遅くなるから、「アナログテレビの影」の様になっちゃう時がある。
そういう合唱団って、上手な団体でも多いですよね。

…さらにどこまでも踏み込んで書いていけば(爆)
カラヤン時代のベルリンフィルは、チェロ・コントラバスパートが
音の出しどころのきっかけを作っていたそうです。
もちろんコンサートマスターが指示するのが基本的なのだろうけど
音の立ち上がりはコントラバスが作る。
一番後ろに並ぶコントラバスがどうやってきっかけを作るかと言うと
コンバストップ奏者が、他には聴こえないような声で唸ってたんだそうです。

「んんっ!」

という声、それがボウイングのきっかけ(笑)。
ある本を読んでいたら裏話的に書いてあったのですが、実に感心しました。
つまり、重厚なバスパートを持つ団体がサウンドをもたれないようにするには
バスパートの機動性を上げればいいのです。
それは合唱も同じ事。
実際、当時のベルリンフィルのサウンドは重厚でありながら
機動性も高いオーケストラだった。


…何を思ったかベルリンフィルまで引き合いに出しちゃぁ
MODOKIメンバーも苦笑してるでしょうけど(笑)
この部分がMODOKIサウンド最大の強みです。
あれだけ重厚なのに「軽快」。
そして歌唱力も音楽性もピカイチですから……ねぇ、うらやましい(笑)。


…はっ!長くなってしまった(大汗)


次に演奏したのは、Sven-Erik Backの曲。
…なのですが、この曲の演奏の記憶がイマイチ不鮮明で。。
強い緊張感のあるMODOKIらしい演奏、という印象があるのですが
曲の緊張感というよりも演奏者の緊張感の方が強かったのかもしれない。
MODOKIを聴いた!という印象が強いのです。
はてこれはなぜだろう??
音源を聴けば、何か思い出す事があるかもしれませんが…。
(だから早く書けば…ToT)


その次の曲は、耕さんのO salutaris hostia、
これまた最大8声部に分かれる重厚な曲です。
切なさを感じさせるハーモニー、苦しみ悶えるような上昇音階の先に叫びがあり
そこからまた静かに音楽を閉じていく…。
1つ前のBackの曲もそうですが、
緊張感を持って場面の変化が見える曲の演奏は
MODOKIの得意技の1つでもあります。
「右斜め45度からのシュートならオレは絶対はずさない!」
と言っているサッカーのフォワード選手のようなものです。


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…顔晴って3曲書きました、しかし最後の1曲が残ってしまった。
でもこれはちょっと簡単には書けないなぁ。。。
という事で、また次回に。


(つづく)


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