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史上かつてなく名残り惜しい演奏会(その9)


…再開します。何日ぶりでしょうか(大汗)。
記憶が定かでない部分が多くありますが
フォローいただければ大変助かります。。。m(_ _)m


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さて、伊東先生の男声合唱の練習後、大ホールへ移動しました。


その大ホールで目にしたものは…。


超熱い男氏が指揮する、女声合唱の練習でした。
ステージの一番上まで使っていたのかなぁ~?2群に分かれた女声合唱。
曲はホルストの“Ave Maria”…。


う、美しい…。(ToT)


精度の高いサウンドが、立体的な音楽となって流れ出る。
重さの全く感じない、まるで光の洪水のような…。


ゾクッとふるえが来るような美しさ。
これは本当に素晴らしい演奏です。
本番はどれほどの美しさで演奏されるのだろう…。


そのあと、男声合唱のステージ練習&立ち位置決めを行いました。
たしかちょっと歌ったはずですが(記憶不鮮明)
しかし、練習場所からステージへ歩いてくる間に
わたしの小さな記憶媒体からいくつも♪がこぼれおち…(涙)。

あぁ情けない…。

そんなわたしのアホさ加減をよそに男声合唱リハは行われたのですが
本当の凄さは本番で!という事は、この時点では知る由もなく。


その後、全員が客席へ降り、
超熱い先生指揮するS.Barber“Agnus Dei”の練習が始まります。

まずは歌う前に、この曲の元である
Barber作曲の「弦楽のためのアダージョ」の演奏を聴くとの事。
この曲を初演したアルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
オーケストラはスーパーオーケストラとして名高いNBC交響楽団。
演奏自体は初演のものではなく1942年の演奏。


まずは超熱い先生のお話です。


「初演というのはとても大切なものです。作曲家と初演演奏家で作り上げるのが初演で
 その音楽のエッセンスの一番大事な部分が詰まっている。
 演奏のマネをする訳じゃないのだけど、我々はその精神を感じ取りたい……!
 演奏自体は、縦が崩れている部分があったりするのだけど
 そんなのたいした問題じゃないぐらい素晴らしい演奏です!」


というような話をされました。


CDの音がホールいっぱいに広がりました。


1942年というから、どれぐらい古い音か?と思えば
そんなに古いという印象は無く、特に不足なく聞ける印象。
(同時代のフルトヴェングラーのCDとか、ノイズガリガリのやつもありますからね)


演奏の最初の印象は、弦の音の何とつややかな事!
そして1つ1つのフレーズが歌いまくる。

この曲は葬送の曲として使われる機会の多かった曲です。
映画音楽として「プラトーン」とかでも使われましたが
どちらかというと、動きの少ないイメージが強いか?


トスカニーニ指揮の演奏は、それとはまったく違います。


フレーズが、ハーモニーが、熱く、熱く歌いあげ
大きな濁流のようになって音の頂点を目指し続ける…!!


これは本当に凄まじい演奏です。


そしてわたしにはちょっと意外でした。
トスカニーニという指揮者は、大指揮者フルトヴェングラーとは双璧の存在。
新即物主義(ノイエザッハリヒカイト)的な指揮者と言われ
その当時ではめずらしかった楽譜絶対主義の指揮者のはずです。
楽譜と違う演奏の間違いを絶対許さず、延々とオーケストラにダメ出しをし続ける事から
「トスカニーニ」をもじって「トスカノーノ」と揶揄されたような指揮者。
もっとカチリカチリとした隙のない演奏をしているんだ…と思ったのに。


感情を露わにして、音の中にある魂を解放していくかの如く
音と音が絡み合いうねりを作っていく…!!!そして静寂…。


これは素晴らしい演奏です。
ここまで熱い「弦楽のためのアダージョ」は聴いた事がない…。



…コーラスガーデンって、何て勉強になるイベントなんだろう…。


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やたらとながーくなってしまいました。。。(大汗)
しかも、連載9回目にしてコーラスガーデン2日目はまだまだ終わりません。
わたしが佐賀に到着して10時間までで、9回の連載。。

次回は、この日一番の「佳境?」、超熱い先生の練習です。


(つづく)

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