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安田女子大学合唱研究会Vivid Nova 1st Concert


今日は素敵な演奏会へ行ってきました。

良い演奏とは?
感動する音楽とは?

いろんなことを考えさせられる、また大きな示唆をもらえたコンサートでした。

安田女子大学合唱研究会Vivid Nova 1st Concert
 2016年2月12日(金)午後7時開演
 広島市西区民文化センター

1st 木下牧子の世界~女声合唱セレクション~
 グリンピースのうた
 にじいろの魚
 ほたるたんじょう
 鴎
  指揮 今井唯理

2st ~新星~
 恋するフォーチュンクッキー
 川の流れのように
 WAになっておどろう
  ピアノ 今井唯理

2st 思い出すために
 思い出すために ~寺嶋修司の詩による6つのうた~

  1.かなしみ
  2.てがみ
  3.世界のいちばん遠い土地へ
  4.ぼくが死んでも
  5.思い出すために
  6.種子
   指揮 縄裕次郎  ピアノ 今井唯理


Vivid Novaのファーストコンサート。
合唱団が結成されたのは4年前で
今までいろいろなステージを経験している彼女たちですが
「彼女たちだけの彼女たちのためのステージ」は初めて。

最初の第一歩は今回限りの貴重な瞬間です。
20名弱のメンバーが歌う音楽はとても素敵でした。

今回の会場は550人ぐらいの大きさのホールで、ステージの横幅が広い!
ちょっとワイドすぎて歌うのがしんどいのではないか?と思ったりしましたが
結果、そんな事は全然感じませんでしたね。

1st、木下牧子の世界。
「グリンピースのうた」で、記念すべきコンサートの幕が上がりました。
第一声、音が前にピンッと伸びてくる。
声楽的に練られている訳ではないけれど、
純粋で愛おしい音がそこにはありました。
テンポはちょっと滑りましたが(この曲はそうなりますよね汗)
楽しい演奏だったと思います。

「にじいろの魚」は、先日のパストラールコンサートで混声版を聴いたのですが
女声版の演奏は初めて聴きます。
しっとりと歌い上げる雰囲気は新鮮な時間を作り出していました。
テンポが落ちて勢いが減ると、声の伸びが少し薄くなるのが今後の課題でしょうか。
混声版と言葉割りが違うところなど、とても興味深いですね。
女声のハーモニーの細やかさが違った手触りを感じさせてくれて良かったです。

「ほたるたんじょう」、これも難しい曲だと思うのですが
強い声を持つ合唱団でないからこそ、彼女たちだけの歌になったと思います。
とにかく繊細で、響きは薄いけれど集中力は途切れないのは良かった。

「鴎」、これも混声版ともハーモニー構成が違うところがあったりして
興味深く聞くことが出来ました。とても難しい曲だし、途中で苦しそうなところもあったのですが
20名弱の彼女たちが皆で寄り添って1つになりながら
懸命に音楽を紡ぎ出していく純粋な音・・・。
4曲とも聴いていて、歌の中にたくさんの想いが詰まっているように聴こえて
何だかホロリ・・・とさせられてしまう演奏でした。


第2ステージ、これは企画ステージということでしょうか。
「のど自慢大会」的な感じで、小アンサンブルグループ3つが演奏しました。
振り付け付きで、まぁどのグループも可愛らしかったですね。
ステージの一番前まで出てきて歌ったので、反響版や床の反響が得られない中で歌うのは
とても大変だったと思いますが、ピアノのサポートも得てよく頑張った!という感じ。
歌が好きで一生懸命歌う彼女たちの気持ちが、
とても良く感じられました。
客席からの手拍子も(声量がある訳ではないので控えめに…)あって、
一体感あるステージだったと思います。

第3ステージ、「思い出すために」は信長先生の作品、
初演されたのはずいぶん前ですから、もうポピュラーと言ってもいいのかもしれません。
女声合唱版は2部合唱という事で、声部が減る事で言葉がしっかりと聴こえる演奏となります。

ここで満を持して?縄先生が登場。
今まで2ステージとのサウンドがどう変化するのか?を楽しみにしていましたが
合唱団が瞬時に分厚い流れとなって音楽を奏でだしたのは実に見事でした。
指揮というよりも、曲の持つ内面をえぐり出そうとしているような棒さばき、身体さばき?で
それが合唱団の音楽にエネルギーを与えていたと思います。
合唱団の音楽が、ステージ上から語りかけているように聴こえてきたのは素晴らしい。
ピアノの今井さんも(全ステージで指揮とピアノを担当!凄過ぎる!!)
納得のいく音楽作りをしていて、合唱を十二分にサポートするピアノ演奏だったと思います。

3ステージ全部を聴いて、彼女たちの初々しい歌声と
その歌声が1つにまとまった時の大きな音楽が生まれる驚きと
それを同時に感じる事の出来た、出色の演奏会だったと思います。
何回ホロリとしたことか・・・。
本当に良い演奏会だった!!!!


演奏後は、彼女たちの打ち上げにちゃっかり紛れ込んで(笑)
楽しい時間を過ごす事が出来ました。
いろいろな話を聞くことが出来ましたが、
第1ステージの演奏を聴いてホロリ…としてしまうのは
やはりそこにはちゃんとした理由があった!という事を知り。

「歌は心です」と言ったのは、歌手の淡谷のり子さんだったでしょうか。
思いを持って歌うと、音楽はちゃんと聞き手に何かを伝えてくれる、という事を
改めて感じさせられました。
とにかく感動する打ち上げでした。
「感動する」というのは本当にめずらしいというか、初めてではなかろうか??
皆がそれぞれの想いを紡いで、一生懸命に1つにまとまった話を聞くと
もう涙が止まらない・・・という感じでした。

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演奏会っていいな・・・!と改めて感じました。
こうやって素敵な想いのおすそ分けをいただけるのは
実に得がたい経験です。演奏を聴けて幸せでした。


Vivid Novaの皆さん、指揮者の縄先生、
改めてありがとうございました!!


(おしまい)


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