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感想を書くという事


わたし以外の誰も知らないし大事な話ではないのだけど
実はこのblog、先月末で開設8年経過、9年目に突入しています。
もうそんなに経つんだ、と少ししみじみ。

blogを始めた2004年というのは、
合唱界の傾向も今とは少し違っている気がします。
まだ最近の事ではあるのだけど。
なにコラが全国コンクールを席巻していた頃。
また、藤井先生・松下先生の団体がコンクールに出演しなくなり
新たな団体が伸びてきた頃。
しかし、今ほど団体間の垣根が低かった訳でもなく。

これが1994年となると、今とは大きく変わります。
言葉はヘンだけど、「大艦巨砲時代」的なところがあった。
全国コンクールでは難曲が目白押し。
洗練されたパフォーマンスをする団体はほとんど無かったかも。

そして1984年となると・・・もうわたしは知らないのですが(笑)
おそらく、まさに「大艦巨砲時代」だったのでしょう。
合唱団京都エコーと合唱団OMPが東西の横綱で・・・。
他の合唱団の存在?うーん、ライバルを超えて「敵」かな?
あくまでも想像ですが・・・。

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何が書きたいかというと
10年も経てば、その時良いとされていたモノが変化してしまっているという事。

1つのたとえとして。
20年と少し前、大合唱団がみんなブルックナーのミサ曲をやる時代がありました。
何だか演奏しないと、時代に乗り遅れているんじゃないか?
という気がしてくるほどに(笑)。そしてどの団体も
見事な重厚な演奏を聴かせるものだから、
わたしも心底憧れました。
そして20数年後、誰もコンクールで演奏しようとはしません。
コンサートでも、演奏したという話はほとんど聞かないなぁ。

なぜ?
ブルックナーのミサ曲は、我々に関係なく今も変わらず名曲です。

それはきっと、我々が知らず知らずのうちに移ろいで行っているから。
同じ大海原の上だと思っていても、船の場所はずいぶんと変わっている。
果たしてそれは、進んでいるのか、戻っているのか?
止まってない事だけは確かなのだけど。
きっとあの頃よりも、心豊かになっていると思うのだけど。

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感想を書くという事は、何とも心もとないモノです。
前だか後ろだかに進んでいる船を、海上に浮かぶ「浮き輪」につかまって
あーだこーだ言っているだけかもしれない、と思ったりする。

その浮き輪の人はどこへ行くの?
ひょっとして沈んでしまうかもしれない(笑)。
浮き輪からの視点は、浮き輪からの視点を超えません。


(つづく)

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