何だか長い番外編だなぁ。。。
2004年11月の「弥生奏幻舎“R”との遭遇」シリーズ以来かな?
(懐かしい…)
ちなみに、今回を入れて番外編はあと2回で終わるはず。
(3回になるかもしれませんが)
クライマックス(恥)は、最終回という事で。
さて続きです。
(途中、話の順番や展開が省略されている部分もあるかとは思いますが
大まかな練習の内容は押さえているはずです。あしからず)
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まだまだ「地球へのピクニック」の練習は続きます。
棒振り氏の、学生の心を掴む指導がなかなか心地よい。
途中、こんな話をしていました。
「『ここでいっしょに』という言葉は、この曲中何回出てくるでしょう?(^^)」
という問いかけ。
確かにこの曲、「ここでいっしょに」を延々と繰り返し言い続けます。
いわばこれは三善先生からの強烈なメッセージ。
しかし、何回喋るか?なんて知らないなぁ。。
「数えてみると51回あるんだよね~。これを1回1回大事に歌おう!」
へ~!そうなんだ。。。
学生諸君もザワザワ…。
練習はさらに続きます。
歌い方の指示やハーモニーの調整などを続けて、
また練習を止めて棒振り氏が学生諸君に語りかける。
「あのね、『ここでいっしょに』の『ここ』ってのは、
我々にとっては静大混声の事なんだと思う」あぁ~その通り。
60人の仲間が、いろんな時間を経てこの瞬間を迎えている訳で
それは彼らにとっての1つの理想郷でもある。
明日の本番ステージはあっけなく終わっちゃうだろうけど、
だからこそ、今のこの一瞬を、心から大切に思ってほしい…。
そんな事を思いながらも、練習は続いていきます。
何度も繰り返される、ハーモニーの調整、フレージングの納め方、
発声方法の指導、etc…。
そして棒振り氏、学生諸君にこんな事を。。
「みんな、隣りの人と手をつないで歌おう!(^^)」ちょっと照れながらも、
列ごとにお互いが手をつなぎ歌われる「地球へのピクニック」。。。
こうなると、アマチュアコーラスならではの事が起こり始めます。
技術の足りない部分を、気持ちの高まりと音楽の感動が大きく凌駕し始める。確かに、ぱっと聴いただけではヘッタクソかもしれない。
でも彼ら自身の、谷川先生の詩・三善作品への共感と
自分たちがこうやって歌っている事への心からの感動が
音楽から強烈に放射されるようになってくる。
ひょっとして、今のこの瞬間だけしかこの感動は得られないものなのかもしれないけど
こういうある種の奇跡のような瞬間が得られ、感じられるからこそ
合唱って面白いし、素敵だと思うし、続けられるんだろうな…。
そして、この曲はやっぱり名曲です。
自分の内面に、美しい波のように何度も押し寄せてくる感情。。。
そんな事を考えながら、手をつないだ若者たちの歌を聴いていると
やっぱり何だか熱いモノがこみ上げてくる。。。
あぁ、ダメだ……もっともらしい顔しなきゃ……。。。(/_T)
わたしが静大混声をいいなぁと思うのは、感情が音楽を押し流すんじゃなくて
音楽の裏打ちがある感情で、音楽を自分たちの言葉にしちゃうところ。
自分たち自身のメッセージを歌っている彼らは、とてもまぶしかった。
彼ら自身が、しっかりと詩と音楽の世界を感じているからこそ出てくる、
青春の音楽…。
そしてこれこそが、指揮者が変わっても静大混声の「変わらないもの」…。
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もうこうなってくると、わたしの中ではただの我慢比べです(爆)。
そんな一人格闘技しているわたしの横で、
「超熱い男氏」は楽譜を見ては色々と考えているようで。。
ただ、わたしはもう自分の事で精一杯…。(+o+)
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