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愛媛大学合唱団第63回定期演奏会


1年が経つのは本当に早い、と毎年思うのですが
やっぱり今年も同じことを思いました。あっけない。


愛媛大学合唱団第63回定期演奏会
12月23日(土・祝)14:00開演
 松山市民会館大ホール


Opening
  愛媛大学 学歌
  指揮 河野汐音

1st 混声合唱曲集「ぶどう摘み」より 作曲 新実徳英
  指揮 西川勇哉  ピアノ 塚本愛

2st 企画ステージ「勇気物語 ~Story of Brave~」
  指揮 河野汐音 / 西川勇哉

3st When David Heard 作曲 Eric Whitacre
   Water         作曲 Andres Edenroth
  客演指揮 大成研三

4st Miskinis アラカルト
   Cantate Domino
   Gloria
   O saltaris hostia
   Ave Maria
  指揮 河野汐音


3年ぶりの全国コンクールへ出場した愛媛大学合唱団、
一般団体の演奏をほぼ全員で聞き、東京でたくさんの刺激を受けたそうです。
オープニングの学歌の第1声を聞いた時に、その変化を感じました。

声というのは本当に正直ですね。
おそらく本人たちは全く判らないと思いますが。

ここ何年か、停滞していると感じる歌声でしたが
それがしっかりと動き始めた印象。

地方で活動するというのは、他団体を聴く機会が圧倒的に少ない。
都会に居たらいくらでもある他団体交流が、ほぼゼロに等しいというのは本当に大変なのです。
自分たちは自分たちの事をする、というところで完結している印象が
ここ何年か続いていたのですが、全国コンクールを経験したことで、それが変化し始めている。

おれたちにはまだまだ上があるんだぞ・・・。
そんなことを体感している音がする。

以下、各ステージの簡単な感想を。

第1ステージ、副指揮者・西川くんの指揮。
70人ぐらいの演奏ですから、厚みのあるサウンド感で音楽が作られていきます。
楽譜に書いてあることを着実に実現しようとした演奏、と感じました。
その点ではある程度の成功はしていた。
ただ、そこから1歩出る演奏を、聴く側としては期待しています。
抜粋で6曲演奏していましたが、聴いた側の印象としては全部が似てしまいました。

来年へ向けての課題、ということでしょうか。

第2ステージ、企画ステージ。
面白く聴けた・見れたのですが、
まぁ当然というか、合唱付きRPGを見ている気分でしたf(^_^;
そういうイメージだったのでしょうね。
あと、叫び声が多かったなぁ。。。とf(^_^;

第3ステージ、客演指揮者ステージ。
客演指揮者として初めて、大成研三先生をお迎えしての演奏でした。
ウィテカーとエーデンロート、という大成先生ならでは?の組み合わせ。

このステージで、本当に久しぶりに愛媛大学合唱団のポテンシャルを聴いたというか
(何年振りなのだろう…と聴きながら思った)
音楽がステージの上で鼓動している雰囲気が心地よくて
非常に楽しいステージでした。
ペットボトル?も良かったねぇ。。

第4ステージ、ミシュキニスセレクション。
コンクール自由曲を含むステージです。
どの曲も、とても感心しながら聴きました。

例年、コンクール曲として取り上げた曲のクオリティだけが高い、
というパターンが多いのですが、そんなことはなく
取り上げた4曲すべての演奏クオリティが高かった。
合唱団の持つポテンシャルを存分に引き出した、指揮者の力量だと思います。
曲の場面ごとの表情付けもなされていて
聴いていて耳飽きることなく、最後まで集中して聴くことが出来ました。
とっても良かった。

1年間かけて練り上げてきた演奏が、
合唱団としての「1年分の想い」という方法でなく
音楽的な部分で聴けた演奏だった、というのが、とてもうれしかったのです。

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こうやって、また1年が過ぎていきました。
毎年思う事ですが、全力で駆け抜けた人にだけ判る事があるのだと思う。
駆け抜けている時は何が何だか判らないのだけど
使命が終わって振り返った時に、
そのやってきたことの価値が見えてくるのでしょうね。

素敵な演奏会をありがとうございました。
良かったです。

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CANTUS ANIMAE The 21st Concert つながる魂のうた vol.2

今週の日曜日に開催される演奏会の情報です。

今回、わたしは他でどうしても外せない本番があり、
残念ながらオンステが出来ません。
参加できないのが、本当に悔しいぃ~ぃ~~。。泣

世間ではもうすでに選曲のアレさで有名になっていて、
聴き手にとっても過酷な演奏会ですが、
それ以上に、合唱団にとって非常に過酷な演奏会です。
1つの演奏会の中で、これだけの名作が並ぶという事があり得るのだろうか?
という限界を超えたものを感じますが、きっと凄まじいことが起こるに違いない。。

良い演奏会となる事を、心から願っています!


CANTUS ANIMAE
The 21st Concert つながる魂のうた vol.2


2017年6月25日(日)13:00開場 13:30開演 第一生命ホール
全席自由 一般2,500円(前売り2,000円)/学生1,000円


三善 晃 作曲
「やわらかいいのち三章」
詩:谷川 俊太郎


三善 晃 作曲
「地球へのバラード」
詩:谷川 俊太郎


信長 貴富 作曲
「廃墟から」
詩:原民喜/井上光晴・吉田嘉七/沖縄の伝承詩


松本 望 作曲
「二つの祈りの音楽」
詩:宗 左近


三善 晃 作曲
「交聲詩 海」
詩:宗 左近

[指揮]雨森 文也
[ピアノ]平林 知子、野間 春美

第58回愛媛合唱祭が終わりました


今日6月11日(日)は、第58回愛媛合唱祭でした。
楽しくなる演奏、グッとくる演奏、がんばれーと応援したくなる演奏、
いろんな団体のいろんな感想を持ちました。

Chorsal《コールサル》の演奏曲目は

Denn er hat seinen Engeln Befohlen (メンデルスゾーン)
前へ (佐藤賢太郎)

の2曲でした。今回は19人でのオンステ。

ところがメンデルスゾーンは8声部の曲で、全体的にヒーヒーしていました。
やはりロマン派作品は合唱団をすべての部分で鍛えてくれます。
上手く行かなかったところも多いですが、進歩したと思える部分もあって
何とも評価しにくい。ただ、演奏に全く納得は出来ていません。
もうちょっと出来ても良かったよなぁ(苦笑)。

「前へ」の方は、作品の良さにものすごく助けられたというか
不具合は相変わらず多かったのですが、
自分たちなりのメッセージは込められたのだろうか?
メッセージを込めても、届いたかどうか?はかなり謎なのですが。。f(^_^;

結果として、現時点ではやり切ることは出来たと思いますが
今後やらなければならない事が山積しているのを確認した、という本番だったでしょうか。
ここからまた、前に進んでいこう。

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個人的に、今回聴いた団体の中でもっとも心動かされた団体は

「松山南高校コーラス部」

でした。
何と、部員3人での演奏。
ディズニー作品から
「星に願いを」と「ハイホー、ハイホー」の2曲。
指揮者は無しで、顧問の先生?がピアノを担当。

ステージ上でのすべての瞬間で
歌い手が心を燃やして歌っているのが判る演奏。
何と言っても3人ですから、演奏として難しい部分があるのも確かなのですが
「(おぉー!)」
と心の中で歓声を上げた瞬間も、難しいと感じた部分以上にたくさんあった。

ステージが眩しかった。
とても素敵です。

今を生きる歌を聴かせていただきました。
我々はこういう点を、謙虚に学ばなければならない。

・・・部員3人ですから、いろいろと大変だと思うのですが
ぜひとも頑張っていただきたいと思うし
心を動かされたという事を、ぜひこの場に書きとめておきたい!と思いました。

Noema Noesis×Chor Doma ジョイントコンサート 渦動


今年のゴールデンウィーク、
5月6日(土)に福岡市で開催されるジョイントコンサートの紹介です。
Noema Noesis×Chor Doma ジョイントコンサート 渦動

ノエマ・ノエシスという、哲学者フッサールが使った言葉を名前に持つ団体と
コール・ドーマという、ちょっと謎めいた由来(笑)を名前に持つ団体のジョイントコンサート。

ノエマ・ノエシスは、昨年東京で開催された演奏会を聴かせていただきました。
作曲家・指揮者の堅田さん率いる、若く勢いがあって音楽的に優秀な団体です。
第3回のJCAユースクワイアから生まれた団体なだけに
難曲を軽々と歌いこなす力量も素晴らしいですが
何より、音楽に個性と主張が溢れている団体だと感じました。

コール・ドーマは、福岡の才人である寺田さんの下に結成された若い団体。
クリアなサウンドと高いアンサンブル力が魅力です。
ドーマには、アンサンブルは魅力を通り越して団是?としているところも感じられて
彼らの演奏のなかには、挑戦するエネルギーと冒険心がいつも溢れかえっています。

この個性的な2団体のジョイントコンサートでは
指揮者を公募して、この2団体を振っていただこう!という企画もあるとか?
誰が登場するのか、わたしは知らないのですが。
それにしても面白いことを考えますね!

そしてわたしが個人的に注目しているのは
Chor Domaが演奏する「石像の歌」という作品です。
3年前の全日本合唱コンクール課題曲の公募作の作曲家、森田花央里さんの作品。
「石像の歌」は昨年、東京の合唱団「CANTUS ANIMAE」によって委嘱初演されました。

個人的にも超おススメのジョイントコンサート、
お近くの方はぜひ足をお運びください!
(以下、HPより引用)

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2017年05月06日(土)
開場: 13:30/開演: 14:00
FFGホール(福岡県福岡市)
予約一般 前売券2,000円 当日券2,500円
予約学生 前売券1,500円 当日券2,500円

Noema noesis(指揮:堅田優衣)
Chor Doma(指揮:寺田有吾)

★曲目(抜粋)
Noema Noesisステージ
堅田優衣 「UPOPO」
Per Nørgård Wie ein Kind より 「Wiigen-Lied 」
Toivo Kuula Siell' on kauan jo kukkineet omenapuut

Chor Domaステージ
『Missa pro Pace』より
「Kyrie」「Gloria」 作曲:佐藤賢太郎
「石像の歌」原詩:リルケ 訳詩:森田花央里 作曲:森田花央里

企画ステージ
2017年度全日本合唱コンクール課題曲

合同ステージ
Makaroff Kaikki maat, te riemuitkaatte (全世界よ、歓喜せよ)
Kuula Siell' on kauan jo kukkineet omenapuut (そこにはずっとりんごの木があった)



安田女子大学合唱研究会Vivid Nova 1st Concert


今日は素敵な演奏会へ行ってきました。

良い演奏とは?
感動する音楽とは?

いろんなことを考えさせられる、また大きな示唆をもらえたコンサートでした。

安田女子大学合唱研究会Vivid Nova 1st Concert
 2016年2月12日(金)午後7時開演
 広島市西区民文化センター

1st 木下牧子の世界~女声合唱セレクション~
 グリンピースのうた
 にじいろの魚
 ほたるたんじょう
 鴎
  指揮 今井唯理

2st ~新星~
 恋するフォーチュンクッキー
 川の流れのように
 WAになっておどろう
  ピアノ 今井唯理

2st 思い出すために
 思い出すために ~寺嶋修司の詩による6つのうた~

  1.かなしみ
  2.てがみ
  3.世界のいちばん遠い土地へ
  4.ぼくが死んでも
  5.思い出すために
  6.種子
   指揮 縄裕次郎  ピアノ 今井唯理


Vivid Novaのファーストコンサート。
合唱団が結成されたのは4年前で
今までいろいろなステージを経験している彼女たちですが
「彼女たちだけの彼女たちのためのステージ」は初めて。

最初の第一歩は今回限りの貴重な瞬間です。
20名弱のメンバーが歌う音楽はとても素敵でした。

今回の会場は550人ぐらいの大きさのホールで、ステージの横幅が広い!
ちょっとワイドすぎて歌うのがしんどいのではないか?と思ったりしましたが
結果、そんな事は全然感じませんでしたね。

1st、木下牧子の世界。
「グリンピースのうた」で、記念すべきコンサートの幕が上がりました。
第一声、音が前にピンッと伸びてくる。
声楽的に練られている訳ではないけれど、
純粋で愛おしい音がそこにはありました。
テンポはちょっと滑りましたが(この曲はそうなりますよね汗)
楽しい演奏だったと思います。

「にじいろの魚」は、先日のパストラールコンサートで混声版を聴いたのですが
女声版の演奏は初めて聴きます。
しっとりと歌い上げる雰囲気は新鮮な時間を作り出していました。
テンポが落ちて勢いが減ると、声の伸びが少し薄くなるのが今後の課題でしょうか。
混声版と言葉割りが違うところなど、とても興味深いですね。
女声のハーモニーの細やかさが違った手触りを感じさせてくれて良かったです。

「ほたるたんじょう」、これも難しい曲だと思うのですが
強い声を持つ合唱団でないからこそ、彼女たちだけの歌になったと思います。
とにかく繊細で、響きは薄いけれど集中力は途切れないのは良かった。

「鴎」、これも混声版ともハーモニー構成が違うところがあったりして
興味深く聞くことが出来ました。とても難しい曲だし、途中で苦しそうなところもあったのですが
20名弱の彼女たちが皆で寄り添って1つになりながら
懸命に音楽を紡ぎ出していく純粋な音・・・。
4曲とも聴いていて、歌の中にたくさんの想いが詰まっているように聴こえて
何だかホロリ・・・とさせられてしまう演奏でした。


第2ステージ、これは企画ステージということでしょうか。
「のど自慢大会」的な感じで、小アンサンブルグループ3つが演奏しました。
振り付け付きで、まぁどのグループも可愛らしかったですね。
ステージの一番前まで出てきて歌ったので、反響版や床の反響が得られない中で歌うのは
とても大変だったと思いますが、ピアノのサポートも得てよく頑張った!という感じ。
歌が好きで一生懸命歌う彼女たちの気持ちが、
とても良く感じられました。
客席からの手拍子も(声量がある訳ではないので控えめに…)あって、
一体感あるステージだったと思います。

第3ステージ、「思い出すために」は信長先生の作品、
初演されたのはずいぶん前ですから、もうポピュラーと言ってもいいのかもしれません。
女声合唱版は2部合唱という事で、声部が減る事で言葉がしっかりと聴こえる演奏となります。

ここで満を持して?縄先生が登場。
今まで2ステージとのサウンドがどう変化するのか?を楽しみにしていましたが
合唱団が瞬時に分厚い流れとなって音楽を奏でだしたのは実に見事でした。
指揮というよりも、曲の持つ内面をえぐり出そうとしているような棒さばき、身体さばき?で
それが合唱団の音楽にエネルギーを与えていたと思います。
合唱団の音楽が、ステージ上から語りかけているように聴こえてきたのは素晴らしい。
ピアノの今井さんも(全ステージで指揮とピアノを担当!凄過ぎる!!)
納得のいく音楽作りをしていて、合唱を十二分にサポートするピアノ演奏だったと思います。

3ステージ全部を聴いて、彼女たちの初々しい歌声と
その歌声が1つにまとまった時の大きな音楽が生まれる驚きと
それを同時に感じる事の出来た、出色の演奏会だったと思います。
何回ホロリとしたことか・・・。
本当に良い演奏会だった!!!!


演奏後は、彼女たちの打ち上げにちゃっかり紛れ込んで(笑)
楽しい時間を過ごす事が出来ました。
いろいろな話を聞くことが出来ましたが、
第1ステージの演奏を聴いてホロリ…としてしまうのは
やはりそこにはちゃんとした理由があった!という事を知り。

「歌は心です」と言ったのは、歌手の淡谷のり子さんだったでしょうか。
思いを持って歌うと、音楽はちゃんと聞き手に何かを伝えてくれる、という事を
改めて感じさせられました。
とにかく感動する打ち上げでした。
「感動する」というのは本当にめずらしいというか、初めてではなかろうか??
皆がそれぞれの想いを紡いで、一生懸命に1つにまとまった話を聞くと
もう涙が止まらない・・・という感じでした。

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演奏会っていいな・・・!と改めて感じました。
こうやって素敵な想いのおすそ分けをいただけるのは
実に得がたい経験です。演奏を聴けて幸せでした。


Vivid Novaの皆さん、指揮者の縄先生、
改めてありがとうございました!!


(おしまい)