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愛媛大学合唱団の2回生合宿


昨日・今日は愛媛大学合唱団の、
4月から執行学年となる2回生(次期3回生)と合宿をしてきました。
曲作りを通して、今年1年の間に彼らが何をどう考え行動したらいいのか、と掴む場。
というつもりで、愛媛大学合唱団後援会の提案で行っている企画です。

本来なら、去年の6月ぐらいにやるかも?だった企画が
延びに延びて、年を越えてこの時期に。
人数が少ないながらも個性的?なメンバーが揃っていた、という事が理由のようです(笑)。
個性的であるがゆえなのか?それぞれの技術力にも少々不安があり
その上少人数という事で、大変な合宿になると予想していました。

案の定、最初は全く音楽にならずに時間が経過。
全体的に発声の基本的なところが徹底されていないため
各パートとも1小節以下の大きさに曲を細分化しての練習が必要で
かなり大変な状態でした。

ところが、少しアドバイスをすると全員が確実に階段を上がっていく。
もっと謎めいた(笑)状態を予想していたので、これは意外でした。
実際に執行年が始まっている彼らのモチベーションは高く、
すでにたくさんの不安や悩みを持っているのでしょうね。
何かを掴みたいという意欲は、十分に感じる事ができました。

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常々、大学合唱団の魅力は
「初めて自分の力で挑戦して乗り越えていく、最初の輝き」
だと考えています。
初めての輝きを経験した人の心の動きは美しい。

最初は崩壊状態だった音楽も、少しずつ彼ら自身が壁を乗り越えていくと
その全容が姿を見せ始める。
音の端々に不器用さが見え隠れしながら、
でも懸命に音楽に挑戦し歌おうとする若者たち。
間違いなくそこには何かある。
上手く言葉で書ける訳ではないけれど、
かけがえのない何かがある。

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2日目午後。
ついに音楽が力強く流れ始めました。
ルネサンスポリフォニーの名曲、パレストリーナ“Sicut cervus”です。
フレーズが交感しあいながら音楽が流れていく。
お互いの歌が1つの名曲を作り上げている事がうれしくて
少しずつ手直ししながら、最初から最後まで何度も繰り返しました。
まるで、子どもが初めて与えてもらったおもちゃで遊び続けるように
「もう1回歌おう」「もう1回歌おう」「もう1回やろう」と。

そこには彼らしか創り得ない、初めての音が溢れていました。

最後の1回という事で歌った時、曲の最後のフレーズ・和音で
このうれしい時間を皆が愛おしく、名残惜しく思っているような気がしました。
これはわたしだけの感覚だったのだろうか。
でも、刹那に思いを馳せる、とても素敵な瞬間だったと思う。


OBとして、忘れがたい時間でした。
この企画、何回かやってきて毎回充実した時間を過ごすのだけど
今年は特に、強く印象に残る合宿になったと感じています。

この経験が、今年1年を突っ走る手助けになれば
これほどうれしい事はないです。
素敵な時間を過ごさせてもらって、本当にありがとうございました。


よい1年となりますように。

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Comment

知らなかったけど
編集
ゼンパク、いっぱいやってるんだね。
偉いなー。
2015年03月07日(Sat) 14:48
Re: 知らなかったけど
編集
まなみさん
ぜんぱくです。返事が遅くなってすみません汗
一応毎回、後援会便りに掲載してますが
簡単に紹介してるだけだからOBの皆さんは見落とすかもしれませんね~。
わたしも先輩方の声を届けてるだけのつもりですから
エライということは無いです。
むしろ、息子・娘ぐらいの年の子達と絡むのは面白いです~。


> ゼンパク、いっぱいやってるんだね。
> 偉いなー。
2015年03月28日(Sat) 16:19












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