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四国合唱コンクールが終わりました


9月2日、香川県高松市で行われた四国合唱コンクールに参加してきました。
結果は、コールサル金賞、しかし四国代表にはなれず
徳島の「セレニターティス・アンサンブル」さんが1位代表となりました。

まぁその結果よりも。

今回はとにかくよく練習したというか、もう現時点ではこれ以上進むのは無理!
というところまで到達しての本番となりました。(もちろんアラはいっぱいある)

選曲は、ByrdのAgnus Deiと、
MendelssohnのJauchzet dim Herrn, alle Welt(op.69-2)でした。
ロマン派の作品の奥深さと、現時点での限界のはざまで
みんなで懸命に練習してた感じです。
ただロマン派作品は、やり続けることで得られることがある!というのが
強い実感としてあります。
いろんな意味で、なんだか強烈でした。

決して得意分野ではない曲を選んでいるので
むずかしいことばかりでしたが、選んでよかった。
個人的には、ここまでの練習で得たものの多さにウヒウヒしているのですが(笑)
それは次に取り組む曲で成果をみせたいところです。

いや~楽しかった!

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アンサンブル・ヴォカペラ・リンブルク演奏会 in 松山


昨日8月29日、
ドイツの男声合唱団「アンサンブル・ヴォカペラ・リンブルク」の演奏会
松山で開催されるという事で、行ってまいりました。

東京でのCA繋がりの友人、柳嶋耕太さんも参加されるとのことで
以前からとても楽しみにしていた演奏会です。
ドイツの合唱団は何回か聞いたことがありますし(そう言えばだいぶ前ですが…)
音源ではいつも親しんでいる訳ですが、いやはやこれが・・・。

凄まじく良い演奏会でした!!!!

まず、わたしが活動しているホームグラウンドである松山で
世界一流の男声合唱団の演奏が聴ける、ということ。
よーく知っているホールで演奏を聴くと(何年か前にChorsalで演奏会をやった場所です)
実際に自分たちが行っている活動と容易にクロスオーバーできます。

自分たちとの比較が体感的に感じられ、それはそれは驚愕でした。。。

ドイツ語の持っている流れや響き、語感と、音楽が密接に・・・というよりも
まさに「言葉=音楽そのもの」という演奏は、
日本人が外国語曲を扱うことの限界(大汗)を大いに感じさせられ、
同時に、それらの作品に対して、さらに大きな憧れを持つことになりました!

やはり合唱は言葉=音楽であるし、言葉は人の想いが発露したものだから
これがドイツ人の持つ音楽の歴史、環境、深み、佇まいなのだな、と
ひたすらに感じ続ける2時間弱の演奏会でした。

「日本語の成り立ち→歌へのアプローチ」と
「ドイツ語の成り立ち→歌へのアプローチ」は
考え方も方法論もまったく違う種類のものであり、
これは知らないことにはどうしようもないな・・・というのが率直な感想。
どっちが上か下か?というのはナンセンスな話ではありますが
ヨーロッパ合唱音楽を扱うのであれば、やはりその佇まいは知っておくべきだろうと。

この感覚を何かに例えるならば、
浮世絵師が初めて、ヨーロッパの画家の書いた油絵を見た!という感じでしょうか。
余りの立体感と色彩の重厚さに圧倒されて声も出ない・・・という感じかなぁ。


そして、今改めてプログラムを見なおすと、
どの曲もどんな佇まいの曲だったか?が甦ってきます。
この演奏会は22曲、アンコールを入れると24曲もあったのです!
それでもしっかりと思い出せるというのは、1曲1曲にインパクトある演奏だったか?!という事。
すごいと思います。

いやはや、本当に行ってよかった!!

日本公演は東京、松山、福岡の3か所のみだそうで、本当にラッキーでした。
あと1か所、福岡公演が残されています。
9月1日(土)だそうです。お近くの方はぜひ、ぜひ、ぜひ!!!

西村英将さんの訃報をうけて


松山出身でエストニア在住の作曲家、声楽家、
エストニア国立男声合唱団団員でもある、
西村英将さんが亡くなられました。43歳。若すぎる死です。

エストニア国立男声合唱団団員、つまりプロの合唱団員という
スゴイ経歴をお持ちの方ですが、松山出身というご縁で
日本に帰国されている時は、コールサルにもときどき顔を出してくださっていました。
プロ合唱団の方に、ぜんぜん上手くないアマチュア合唱指揮者の棒で歌っていただくのは
何とも申し訳ない気分でいっぱいでしたが、それはそれという感じで(苦笑)
楽しんでいただいていたようです。

当然ながらエストニアでは、日本語合唱曲を練習することは無いと思うので
歌われるたびに様々な想いを持たれていたようです。
信長先生の作品の音楽的可能性に驚嘆され、さらなる作曲意欲を掻き立てられる、
という事もおっしゃっていました。

2年前に帰国された時に病気の話を聞き、心配していましたが
今年の春先に帰国され、練習に参加された時には体調が一段と悪そうで、
エストニア国立男声合唱団の日本公演に間に合うかどうか・・・という悲痛なお話を。。
どのような気持ちで、自分の置かれた宿命に向き合っておられたか?と思うと
とても苦しい気持ちになります。

隣りにいたとしても、自分には何もできることがない。
共に集い、合唱の練習をすることしか出来ない。

願わくば、自分の命の炎を燃やしながらアマチュアコーラスの練習に来られている、
西村さんの大切な時間を無駄にしないように、、、ということだけを考えていました。
本当にせつないです。


どこかで読んだのですが
「生きている人間はどこかフワフワしている。死んだ人間はシャキッとしてブレることが無い」
と。
まさにその通りだと思います。
亡くなった時にその人について語られる言葉は、
その人が生前行ってきたことが言葉に成り代わったもの。
その行いは、もうブレることはありません。

西村さんからたくさんの言葉をいただきました。
たくさんの事を教えていただきました。
わたしの家には、西村さんから「お貸ししますね」と言って渡された楽譜、
段ボール2つ分があります。

今となっては形見となってしまいました。
大切に使わせていただきますね。

今週末の本番、頑張ります。
教えていただいた事が少しでも我々の中に残るように
頑張ってきます。

西村さん、ありがとうございました。
またお会いしましょうね。

合唱コンクールというもの


8月11日、広島県合唱コンクールを聴きに行ってきました。
もう4年連続?たしかそのぐらい聴き続けています。

どの団体も、その団体だけがもっているサウンドがあるし
様々な状況・条件を乗り越えた上でこの舞台の上に立っているわけで
演奏の魅力や、奏でられた音楽の尊さはどの団体にもあるなぁと。

コンクールにエントリーするということは
そういう部分とは少し違うところで判断をされていくのだろうと。
技術的な部分が優先される、という側面もありますが
最近わたしは、それとはちょっと違う部分もクローズアップされるべきかも、と感じています。

これは、わたしが尊敬する方にお話していただいた話です。

人間の感覚というものは、人によって少しずつ違います。
同時に、誰もが共通して「美しい」と感じる部分・領域も必ず存在しています。
その共通項のところに「芸術」というジャンルは存在しているのだろう、と。
母国語でない外国語作品を聴いて・歌って「美しい」「すごい」などの感想が出るのは
その人類に共通して感じられる部分に触れているから。

そうやって、人種や時代の壁を越えて普遍的に「美しい」と感じる事ができるものが
「本当の美」というものなのでしょうね・・・。

お聞きしていて、良い話だなぁと思いました。

技術とは音楽を伝えるための一手段なわけですが
そういう部分よりもさらに奥に、
「美とは何か」というところを突き詰めていく道があるのかもしれない。

価値基準は聞く人や演奏する人にとって様々なはずです。
演奏会やコンクールの本番も、
究極的にはそういうところを目指しているのかもしれません。
その向こう側に、何かがあるのかを見届けるために。

非日常の中の日常。


前回記事に書いた高知での楽しい初練習、
本当であれば、1か月前の7/8に開催されているはずでした。

7/7の西日本豪雨災害により、四国へ渡る連絡橋はすべて通行止め、
また高知へ通じる高速道路も通行止め。
そんな状況に、早い段階で中止という事が決まり、残念無念。。

そして7/8からは、ここ尾道で断水が始まり(T_T)
それが何と10日間も続くとは・・・。

水が無い、というのは想像以上に大変なことでした。
実際に体験してみないと判らない、というのが実感です。
具体的に書けば、飲み水とかはまぁ何とかなります。

一番困るのは「生活用水が無いこと」でした。

料理、風呂、トイレ、洗濯、歯みがき、手洗い、顔洗い、皿洗い、、、
もう書いていけばキリがないぐらい、当たり前にある「水」のおかげで生活ができています。
一番困ったのはやはりトイレでした。
最初は、風呂の残り水を使って、バケツでトイレを流していたのですが
その水が無くなってくると、すごいストレス。。。
しかも、尾道市全体が断水しているから、どこへ行ってもトイレは使えない。
断水期間、飲食店は軒並み閉店していました。

スーパーへ行けば、ミネラルウォーターやお茶系は完全に売り切れ。
料理が出来ないから、パン系や調理の不要な食べ物もすべて売り切れ。
しかも、鉄道も高速道路も不通になっているから、モノが入ってこない。

マックとすき家が閉店している風景は、
東日本大震災の翌日に、王子駅東口で見た風景とクロスオーバーするものでした。
コンビニへ行っても、棚には何も並んでいない。
そういえば、そういう合唱曲がありましたが、まさにそのままでした。

そんな生活が10日間続き、
ようやく水が出たとき、どれほどうれしかったことか。

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平穏な日々が続くと、それが日常だと思ってしまいます。
そして急に経験をすると、「日常の中の非日常」が現れたと感じてしまうのですが、
実は日常というものは、非日常の中に危うく浮かんでいるモノなのではないか?
文明と社会の規則的なルールが、「非日常の中に日常を作り出している」のでは・・・。

10月20日(土)に、高知で客演します!


10月20日(土)、高知県で3つの合唱団のジョイントコンサートの合同演奏の
客演指揮をさせていただくことなりました。
昨日ようやく初練習という事で、高知へお邪魔してきました!
(ようやく、というのは西日本豪雨災害で初練習が中止になったのでした泣)

ジョイントコンサートの概要は以下の通りです。

土佐の高知の皿鉢コンサート
2018年10月20日(土)17:30開場 18:00開演
高知市春野文化ホールピアステージ
全席自由 1000円

<出演団体>
高知ファミリーコーラス
Turkey's Club
Dios Anthos Choir

合同ステージ曲
混声合唱とピアノのための「新しい歌」(作曲 信長貴富)

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昨年の四国合唱コンクールは高知開催でしたが
もう料理が美味しくて美味しくて、大好きな街です。
そんな土地柄もあってか、チケットもまぁ個性豊かなこと!!
「ビアガーデンのサービス券じゃないですよー」とは
Dios Anthos Choir団長のお言葉。

土佐の高知の皿鉢コンサート・チケット

美味そう・・・いやいや、とても素敵です♪

楽しい時間はまだまだ続きます。
コンクールではお互い勝負する間柄の団体ですが(わたしも)
そういう小さな話にとらわれない活動をしていきたいものです。
わたしも大きな刺激を受けています!

自分を映す鏡


合唱を始めて30数年、いろんな経験をしてきたと思います。
そんな中で自分なりに考えたり、掴んだりしながら歩んできました。
まさに、合唱に磨かれてここまで来た気がします。

経験を積むという事は、自分で選択肢を選ぶ力を持つ、ということなのですね。
若者たちは経験がない分、さまよい続ける時間が長いと思います。
わたしも昔はそうだった気もします。
いや、今もさまよっているのですが(笑)、
おじさんになってさまよっていると、徘徊と言われかねない(汗)。

どこかで見た言葉で(たぶんインターネット)
「根拠のない自信を持つ、というのは才能だ」
というものがあって、
そういえば自分は、根拠のない自信だけはすごく持っていた気がして
我が意を得たり!と思ったのです。
もちろん、その自信はすべてぶっ潰されたのですが(笑)。

自分の周りに居る人たちは、自分自身を映す鏡です。
評価してくれたり無反応だったり、ひどいことを言われたり苦笑
自分自身がやっていることの是非は、周りの人たちがちゃんと見てくださいます。

そうすると、合唱は人と人との繋がりの中でしかなし得ないものだと
あらためて感じるのです。
どんな小さな繋がりでも、本当にすごいことなのだなぁ。

西日本の大水害


西日本の大水害、想像を超えて大きな被害が出ています。
被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。

わたしが住んでいる尾道市は、現在断水中。
水の有りがたさを思い知る日々です。
尾道の場合は、東日本大震災や熊本地震のように、家屋が全壊してとかではないので
電気もあるし住むところもいつも通り、ただ水が無い。。と。

生活用水というのは、意外に多く使っているんだなぁと思います。
飲み水よりも、そっちの方が大変なのですね。
トイレは当然ですが、炊事洗濯という事は、飲むのではないキレイな水が必要で
しかも結構な量の水が必要なのですね。

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今回の大水害は、わたしが合唱や仕事で良く行く場所が多く
心がとても痛みます。
ニュース映像を見て「あそこだ・・・」と思う場所が本当に多いのです。

岡山県倉敷市の真備町は、仕事でよく通る場所です。
日本史に出てくる「吉備真備」の出身地でもあり、
田園風景が豊かに広がっている静かな街。

地方であれば、どこにでも当たり前のように広がっている風景が
テレビの映像の中では一変していることに愕然とします。
いつも、小田川沿いを運転して移動しているのです。

愛媛県大洲市も、コールサルで合宿を行う場所。
7月末に合宿をする予定でしたが、それもキャンセルせざるを得なくなりました。
一刻も早く復旧されることを願うばかりです。

ジョイントコンサート「犬猿戯画」ふりかえり


東京でのジョイントコンサートから2週間が経過しました。

埼玉の合唱団「あべ犬東」とのジョイントコンサート「犬猿戯画」は
楽して充実度が非常に高い、お互いにとって幸せな組み合わせとなりました。

ジョイントコンサートというのは一見楽しそうですが
組み合わせによる違いが顕著に出るという実感があります。
今までも何度かジョイントで演奏会をしたことはありますが
ここまでの充実度では無かったような気が。

もちろん、今までご一緒した皆さまはとても気持ちの良い方ばかりだったのです。
だからこういう違いが出てきたのは、
「あべ犬東」と「Chorsal」という2団体の強み・弱みが
それぞれちょうど互い違いのように噛み合っていた気がしてなりません。

うーん、そんなこともあるのですねぇ。

2団体は、4月28~30日のジョイント合宿(in愛媛)で初顔合わせしました。
初めて音を合わせた時から、やたらと声が合うのは感じていたのですが
具体的に表現するのが難しくはありますが
「得も言われぬ幸せな音」が出てきていました。

これはいったい何だろう・・・?と。

例えるならば、待ちに待った恋人とようやく出会えた・・・みたいなサウンド。

書き過ぎのような気もしますが、これが一番近い表現のような気がします(笑)。

今回のジョイントコンサートは、約2年前から準備してきました。
そもそもは、東京へ就職したコールサルメンバーが「あべ犬東」に入ったのがきっかけですが
お互い知っているメンバーは何人かいたり、
東京のアンサンブルコンテスト「春こん。」にコールサルが出場した時に
あべ犬東の方々が練習見学に来たり演奏を聞いてくださったり。

また、お互い遠く離れた2団体同士、仲良くなるのは普通では難しいだろうと
お互いの活動を紹介し合う「サル通信」「イヌ通信」を何通も出し合ったり
自己紹介動画をそれぞれが交換し合ったりして、
お互いを近く感じる努力をしてきたつもりです。

それでも、実際に声を合わせてみるまでは、どうなるか?は判りませんでした。

犬猿2団体は、合唱団の規模も年齢層も気質も、
実に釣り合いの取れた組み合わせでした。
お互いの団体を自分のことのように大切に思える、
そんな関係性がこれからも続いていきますように。

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お互い大満足で終わった「犬猿戯画」ジョイントコンサート。
第2回をやろう!!という話がすでに出ています。

次にご一緒するときまでに、
Chorsalとしてはしっかりと成長したい!と考えています。
楽しいことだらけでしたが、そんな中でも弱点がいろいろと見つかった本番でもありました。
Chorsalだけで演奏した時の、何とも貧弱なことよ。。。(>_<)
まぁそれは、メンバーの誰もが感じていることだと思うので
しっかりと1歩1歩、進んでいきたいと思っています。


実に良い時間をいただきました。
合唱団「あべ犬東」の皆さま、また会場にお越しくださったすべての皆さま、
ありがとうございました!

ブログ開設14年目に突入しましたf(^_^;


いろいろやっている間に、ジョイントコンサート「犬猿戯画」も無事終了しました。
想像をはるかに超えて非常に楽しいジョイントコンサートとなり、
たくさんの方々から充実した時間をいただきました。
合唱団「あべ犬東」の皆さまに、心から感謝です。

・・・という、楽しいジョイントコンサートの宣伝もせず(泣)
そういえば7thコンサートの宣伝もせず(汗)
いろいろと不義理をしている気もしますが
当ブログ「指揮者の独り言」は、昨日で開設して14年が経ちました。
最近ほとんど書いてないけど、止める気はないです。

このブログはそもそも、コールサルHPを立ち上げた時に
「ネタがない」という管理人の言葉を聞き、
HPのいちコンテンツのつもりで気楽に始めたものでした。
全国コンクールの全団体紹介記事を書いているころが
一番激しい更新状況&アクセス数だった気もします。

さて、14年前の自分と今の自分、何が変わったか?というと
判らない&出来ないことが圧倒的に増えた、という感じでしょうか。
14年前は、「根拠のない自信」で動いていた気がします。
今は、「自分に大した根拠がない」ということを知った、という感じ?
自分の力の無さにため息を付く日々です。

ただ、根拠のない自信というのはとても大切で(笑)
無謀と思われることでも、実際にやってみないと判らない!というのは真理だと思います。
道とはそうやって開けていくのだと思うし
世の中、やったもの勝ちなのです。

近年は、失敗することを極度に恐れている風潮を感じますが
そんな中でも大胆な行動をする人が、結局は何かを手に入れている気がします。
ぜひそうありたいものだし、そもそも失敗の中に成長の糧があるのだから
人間、いくつになっても「学び」は大切なのですね。

という事を感じる14年目でした。
これからもボチボチ書いていきますので、よろしくお願いします。